「スポーツ(運動)と脳科学」第68回ー自由になるための技術「リベラルアーツ」=教養ー

今、個人的に興味持っているキーワードは、「自然(・環境・生命)」「自らの人生の経営者(=主体性)」「自由技術」の3つ、共に接頭語が「自」です。基本理念の「心豊かに自らの道を究む」の延長線上の言葉です。

 

1.「自然(環境・生命)」

子供の頃から自分の価値観の基本として「自然」という概念があった様な気がします。何事も「自然体」、に加えて、最近になり福岡伸一博士の動的平衡シリーズ本からの誘いがあり「自然の摂理は人間のすべてを包み込むことが出来る」という思いに至りました。また松下幸之助氏の「自然の理にかなったことで事がならないものがない」という言葉が好きになりました。

 

2.「自らの人生の経営者(主体性)」

個人的には「自調・自考+自責・自行」を行動指針としてきましたが、今年に入り岩尾俊兵慶大准教授の著作(日経論考+著書3冊、本ブログ第35回参照)の影響を受けました。個々人は、「自らの人生の経営者」であると同時に、自分の仕事・学業・家庭・趣味・スポーツ・芸術という各テーマの経営者でもあります。

また愛読書、コビー著「7つの習慣」(本ブログ第60回参照)インサイドアウト自分の内面から始め、内から外へのアプローチによって個人の成長や効果的な人間関係を実現しようという思考)を基本的考え方とし、「主体的であること」が最優先の第1の習慣です。

 

3.「自由技術」

山口周著「自由になるための技術 リベラルアーツが参考書です。自由とは「自らに由って」という意味です。

 

リベラルアーツ」は、直訳すれば「自由になるための技術」ですが、日本語では「教養」と訳されることが多い様です。17世紀の哲学者スピノザは、人間の本質を指し示すものとして「コナトゥス」という言葉を用いました。自分が自分であろうとする力、モメンタム(推進力)といった意味です。「自らに由って」考えながら、自分自身の価値基準持って動いていくということです。望むところです。我が意を得たりです。

 

では「教養」とは何でしょうか? 有識者の定義めいた文章を引用します。

 

出口治明氏(元APU学長):「知識*考える力」こそが教養であり、アップルの創業者・スティーブ・ジョブズのようなグローバル人材として必要な資質は「知識と思考力と発想力が豊かな人」=自分の頭で、自分の言葉で、何事でも自由に考えられる人。

 

楠木建・一橋大特任教授教養リベラルアーツ「自由になるための技術」対義語はメカニカルアーツ(機械的技術)。この分類は古代ギリシャ・ローマ時代に遡る。当時の社会には「自由市民」と「奴隷」の階層があり、奴隷の人々はメカニカルアーツを身に付け、専門知識を用いた仕事をした。奴隷とはいえ給料をもらい、仕事に関する創意工夫や裁量の自由があり、能力によって評価されるプロフェッショナル。それに対して、リベラルアーツは実務よりも、『何をすべきか』という目的選択、価値判断に関わる技術。リベラルアーツを身に付けているということは、その人に固有の価値基準を持っている状態と言える。                                    

 

堀江貴文「多動力」(本ブログ第12回参照)                                    
世の中には2種類の人間がいる、カルピス原液を作る者と薄める者だ。太い幹となる「教養」があれば、枝葉は無限に伸びていく。僕は「原液」となる、時代の一歩も二歩も先のビジョンを提示しているが、それはシステムの本質と歴史の変遷を追った深い教養を身につけているからできることなのだ 。                                                
教養とは「物事の本質を見極めること」。 専門領域は細分化され、かつ変化が激しい時代だが、物事の本質はそこまで変わらない。物事を表層的に理解するのではなく、その本質を見極める。こうして初めて教養があると言える。                                    
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以上の3氏の主張は示唆に富む話ばかりです。でも、人間がいくら賢いといっても、自然ほどは賢くないし、創造性については、遊び心が大事と思います。

 

中でも、堀江貴文氏の主張は型破り且つ本質的で、心に響きました。更に「人生に目的なんてない」という項目を要約します。

今を楽しむことだけが、すべてなのだ。ただ「面白いから」「楽しいから」行動する。「ワクワクすること」、「無我夢中」になり、「没頭する」という大切なことを・・・・・。「とにかく動け」JUST DO IT!   
  
堀江貴文氏は、意外にもスポーツマンです(Wikipedia参照)。氏の主張は脳科学の知見脳の仕組みに適っています

                                                            
良書は、年に1回位、読み返すと、自分の足元が地固めされ、現実的価値が高まります。堀江氏の哲学に学び、「自分の時間」を取り戻し、「自分の基軸」を信じ、「自分流のブログ」執筆の中で、様々なテーマに挑戦し、 教養を高めていきたいと思います。 それが、 自由になるための技術「リベラルアーツ」を高める実戦的方法だと結論付けました。            

 

個人的には、前回ブログでご紹介した[行動哲学]の基本フローに則り、自己表現→自己実現→自己超越社会貢献を究極の目的にしていきたいと思います。

 

最後に、今回のブログの出発点である、

「自然(環境・生命)」⇋「自らが経営者(主体性)」⇋「自由技術=教養」

相互に関連し、3者の往復運動・回転運動・渦巻運動により、個々人が自己成長(スパイラルアップ)出来ると感じました。

 

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[参考書]

山口周著「自由になるための技術 リベラルアーツ」(2021/3/1、講談社

福岡伸一著「新版 動的平衡2」(2018/10/8、小学館

松下幸之助著「道をひらく」(1968/5/1、PHP研究所

岩尾俊兵著「世界は経営でできている」(2024/1/20、講談社

コビー著「7つの習慣」(2013/8/30、キングベアー出版)

出口治明著「出口流学問のすすめ」(2020/11/2、小学館

堀江貴文「多動力」(2017/5/30、幻冬舎