「スポーツ(運動)と脳科学」第89回ー株式投資と掲示板活用ー

企業経営や株式投資は、自然体や平常心で臨まないと良い結果は得られません。自分のメンタル管理が重要要素の一つです。でも企業家心理投資家心理は「楽観・期待・夢」がある一方、「悲観・不安」もあります。

 

私自身は、中長期視点の「現物」投資家なので、小型成長銘柄に限っては「楽観・期待・夢」>>「悲観・不安」であり、割と自然体・平常心で毎日の相場に向き合っています。

 

また「小型成長銘柄」掲示板は「投資家心理」研究に役立ちます。超短期志向や信用取引者に対し、「違うのになあ」と傍観者的に様子を眺めています。超短期志向や信用取引では自然体や平常心を維持するのは無理、だと割り切っています。

何れにしても、「自調・自考+自責・自行」的に自己研鑽しながら、自分の基軸投資哲学をしっかり持っていれば、「投資先銘柄」掲示板での様々な株主コメントで揺らぐことはない筈です。寧ろ株主の素直な「本音」コメントは、私の場合、「投資家心理」研究の参考になります。

 

様々な思い・考え・意見の株主の方々のコメントに対し、掲示板参加者が、温かい目線で情報共有し、明るく前向きに「投資先企業」を応援する株主情報交換の場になっていったらと思います。但し、掲示板利用者の「品位」とか「思いやり」は投資に限らず、人間としての基本です。企業経営や株式投資で成功するには、何よりも人間力が重要と思います。

 

自分の投資哲学や投資手法や投資先銘柄への思いを言語化して掲示板に投稿することにより、仲間の株主の方々から何らかのresponseが得られます。また自分の頭の中を整理しつつ文章としてoutputして自らを客観視してみる意味は大きいと考えています。

「スポーツ(運動)と脳科学」第88回ー継続・習慣化のカギは「無意識」ー

「無意識」は創造性/アイデアの宝庫では?、という目的意識で本ブログ第59回(2024/3/17)に「無意識を鍛えると、意思決定が9割良くなる」という記事を纏めました。その延長線上で、今回、無意識力が高まる「習慣」のつくり方について考えてみました。

私自身、「毎日ウォーキング1万歩」という運動習慣を継続していますが、自分自身の体験と「無意識」関連書も参考にしながら、下記『継続・習慣化のカギは「無意識」』という模式図「仮説」を作成しました。

上記模式図「仮説」のフローを概説します。

1.人間は「五感」(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)を通して、外界からの情報を得ます。

2.この入力情報に対し、脳内では、面白い・楽しい・良いな!という「快」「感情」興味・関心・好奇心が生じる一方、様々な思いや考え(「思考」)が浮かびます。

3.脳内の感情や思考から生じた人間の行動原理の一つ「目的意識」に対応して、脳からの指令に従った、話す・書く・行動するという身体の「筋収縮運動」が出力になります。

4.人間は、もう一つの人間の行動原理である「試行錯誤」を繰り返しながら、行動を「継続」します。

5.行動の継続により、それはやがて自分の「型」に仕上がっていきます。

6.この自分の「型」は、無意識の状態で自分の生活「習慣」となっていきます。

7.無意識下の「習慣」は、毎日の生活リズムを整えつつ、心・身・脳を活性化し、「創造的アウトプット」を生み出します

8.自分の「習慣」はまた、自身の「試行錯誤」「継続」「型」に戻る「好循環」をもたらします。

 

人が1日に判断する「意思決定」は3万5千回と言われています。脳内では意識的か無意識的かに拘わらず辿る回路は同じです。無意識力が高まる「習慣」のつくり方として、「何かを続けよう」と思ったら、「やる気」はいらない。必要なのは「習慣」だけです。継続するために1番のカギは無意識化=習慣の力です。                                
                                    
私のルーティンの有酸素運動は、毎日1万歩のウォーキングです。季節を問わず、気軽な服装(普段着、運動靴)で、気が向いた時間帯に毎日2~3回に分け1万歩=7~8kmの距離を歩きます。 何よりも自然体で、自然の景観に恵まれた環境の中、気持ち良く歩きます。気分はフラット(無意識)で頭を空っぽにして歩く「歩行禅」や「哲学の道」的な楽しみ方もあります。その「無意識」の行いが習慣化につながっていったという実感があります。

ランニングは毎日継続することが難しいので、運動強度を上げる目的で「速歩」インターバル法を取り入れ、最大心拍数(220-年齢)の70~75%程度に調整しています。                 
 ルーティン(routine)という言葉を英和辞典で調べると、名詞は「日常の仕事」「型にはまった演技」と和訳されています。 形容詞は「日常の」「はまった」です。    「日常的」と「型」は、「習慣化」するには大切な要素です。 

      
茂木健一郎氏の著書に拠れば、「続ける」ことが大切なのは、脳が変化を嫌うものだからだと言われています。脳は、基本的に安定性を重視し、「いつも通り」をキープするようにプログラムされています。「無意識を鍛えて、明日から変わろう!」と思っても、簡単に人は変われません。毎日の習慣で少しづつ脳に刺激を蓄積させていくことで、思考や意思決定は穏やかに、でも確実に変化していくそうです。「日常のルーティン化」は、「今、ここ」への集中力を高めるのに有効です。行動をある程度ルーティン化することは、決断する機会を減らして脳の負担を軽減することに寄与し、脳科学的にもそのメリットが実証されているそうです。                                

1万歩の有酸素運動という習慣の中で、思わぬ閃き・気付き・アイデアが思い浮かぶことを数多く体験しています。また、有酸素運動によって 前頭前野が鍛えられ、集中力や判断力が向上し、習慣的な運動は自律神経が安定すると言われています。       

 

無意識下の「習慣」は、毎日の生活リズムを整えつつ、心・身・脳を活性化し、「創造的アウトプット」を生み出します。   

 

今回の記事の仕上げ段階で、日常的習慣であるウォーキングしながら、2つの仮説が思い浮かびました。

1.「自然」と「身体」と「無意識」という概念が、「有酸素運動という習慣」を通じて「一体化」できるのではないか

2.「無意識の世界」は、有限である「意識の世界」と異なり、無限の可能性を秘めているのではないか

 

少し飛躍はありますが、この1万歩の有酸素運動という習慣の中で得た、閃き・気付き・アイデアを活かして、次期展開につなげていきたいと思います。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

参考書

養老孟司著「考えるヒト(2015/10/10、筑摩書房

茂木健一郎著「意思決定が9割良くなる無意識の鍛え方」(2022/4/28、KADOKAWA

為末大著「熟達論」(2023/7/15、新潮社)

青砥瑞人著「BRAIN DRIVEN」(2020/9/25、ディスカバー・トゥエンティワン)

南山紘輝編「創造性・アイデアの出し方」(2022/12/31、45分動画)

勝間和代編「無意識が超主役」(3~5分短編動画 多数)

「スポーツ(運動)と脳科学」第87回ー「自然の摂理」に適った「生活習慣」こそがパワーの源ー

「習慣」本3冊を読み返しながら、有酸素運動1万歩を生活の軸にしてきた自分の「習慣」の意味とその重要性について考えてみました。

 

「習慣」本3冊

我が人生の基本書R・コヴィー著「7つの習慣(2013/8/30、キングベアー出版)

座右の書の一つ:小林弘幸著「整える習慣」(2021/2/1、日経BP

最近読んだ参考書塚本亮著「すぐやる人」と「やれない人」の習慣(2017/1/21、明日香出版社)

R・コヴィー書は、世界4,000万部・国内240万部のロングセラー、世界的名著です。小林書は国内19万部、塚本書は35万部の出版実績がある良書です。

 

今回の記事内容は以下の項目です。

1.自然の摂理(快の感情が行動の出発点(動機)→初動の意味→持続する仕組み)

2.自分軸インサイドアウト、自調・自考+自責・自行、個々人は皆自分の人生の経営者)

3.仕組みとして定型化(自己宣誓書、基本理念・行動哲学・参考原理)

 

・・・・・・・・・・・・・・・

1.自然の摂理

コヴィー著「7つの習慣」は、「正しい原則は自然の摂理である」と明言しています。私自身、「人間は脳の構造や仕組みに合った行動を選択する」ことが重要だと考えています。

 

1)快の感情が行動の出発点(動機)

個人的には「快」の感情が行動の出発点=動機、と実感しています。

私が毎日のウォーキングを始めた動機は、①有酸素運動後の爽快感=「快」の感情、②「心身健康」管理、③「脳」活性化による知的活動推進、です。

 

小林書は、日常生活で「これって良いな」「面白い」と感じる瞬間を作り出すことで自律神経が整い、気分が上向く、と記しています。塚本書では「ワクワクすることを行動の軸にしている」そうです。

 

私自身が考えた、「快」の感情が行動の推進力「模式図」仮説をご参照ください。

2)初動の意味

小林書に拠れば、『心と体はつながっているので、「元気が出ない」「希望が持てない」というときは、メンタルで何とかしようとするのではなく、先ずは動いてみる体を動かしたり、深呼吸をしたり、整理整頓をしてみると自律神経は自然に整ってきます』[11頁]。『次の行動をスムーズかつ的確に引き出したいなら、一個だけ決めておく、これに尽きます』[199頁]

 

先ず始めることに関しては、作業を始めてみると、だんだん気分が盛り上がってきてやる気が出てくることを作業興奮と呼び、最近の脳科学ではそのメカニズムが判明しています[樺沢紫苑著「アウトプット大全」]

 

3)有酸素運動について

本ブログ第81回(2024/5/5)有酸素運動」研究、で述べましたが、有酸素運動は出来れば自然環境下、即ち、太陽エネルギー(熱と光)が注がれ、土と樹々の緑(植物)に囲まれた場所で、新鮮な空気の中で行うことが望ましいと思います。自然界の生物の最上位に位置する動物たる人間は、体を動かし、動き回るのが自然「本来の姿」と思います。

 

4)健康な体とは良質な血液が良好に流れていることであり、自律神経が血流を司る[小林書34頁]昼間のウォーキングによりセロトニンが分泌され、これがメラトニンに変化し夜間の睡眠の質を向上させます[小林書149頁]。またコヴィー書も、肉体的持久力をつけるのには心臓血管の機能を高める有酸素運動(最大心拍数の60%以上、トレーニング効果を出すには72~87%強度)を推奨しています[コヴィー書(第7の習慣)428頁]

 

5)本ブログ参考記事

第79回(2024/4/29)「自然体験しつつ、自分の命のときめきに素直に生きる」

第80回(2024/5/2)「快」感情が行動の推進力 人間は体を動かすのが自然「本来の姿」

 

6)脳全体、特に右脳を活用する

コヴィー書の解説を引用します。「基本的に、左脳は論理や言語の領域を専門にし、右脳は直感的で創造的な領域に強い。左脳は言葉を、右脳は映像を扱う。左脳は分析、右脳は統合の役割を果たす。左脳は順を追って思考し、右脳は総括的に思考する。左脳は時間の制限を受け、右脳は時間を超越する[コヴィー書167頁]」。

「脳に関する理論に従うなら、創造を得意とする右脳の力を引き出せば、第一の創造(知的創造)の質に対し大きな影響を与える。右脳の能力を上手く使えば、時間やその時々の状況を超え、何をしたいのか、どうありたいかという、自分の望む人生の全体像を鮮明に思い描けるようになるからだ」[コヴィー書168頁]

 

以上、習慣本3冊の内容と自分自身の体験やブログ記事の中から、「自然の摂理」に適った生活習慣についてご紹介しました。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

2.自分軸について

本ブログ第77回(2024/4/22)で「自然体・自由技術・自分軸と自己成長の螺旋」について述べました。何れも「自」という接頭語が付いた言葉・概念を重視しています。

 

1)コヴィー著「7つの習慣」の基本概念であるインサイド・アウト」自分自身の内面から始めるという意味です。原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイドアウトのアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現します。自分の内面の最も奥深くにあるパラダイム・人格・動機を見つめることから始めます[コヴィー書43頁]インサイドアウトは、人間の成長と発達を司る自然の法則に基づいた継続的な再生のプロセスです。また上向きに成長する螺旋です。[コヴィー書44頁]

 

2)コヴィー著「7つの習慣」の中の第1の習慣は「主体的である」ことです。主体性(proactivity)とは、自分の行動に責任を持ち、状況や条件付けのせいにしない価値観に基づいた自分自身の選択です。[コヴィー書81頁]

 

3)本ブログ第67回(2024/3/31)の中に、私自身が作成した行動指針として「自調・自考」+「自責・自行」という概念があります。直面するテーマ・課題に対し、必ず自分で調べて自分で良く考え、考え抜いた上で、自己責任自ら意思決定し行動することを善しとする考え方です。何事も他人任せで、問題が起きても他人の責任にする、という考え方は絶対に避けたいものです。 

 

4)岩尾俊兵・慶応大学准教授の著作を参考に、本ブログ第35回(2024/2/13)に「個々人は皆、自分の人生の経営者だ!」という記事を作成しました。自分の課題・テーマひいては人生について、「経営」という視点で主体的に取り組むという考え方です。自分軸を起点として思考・行動するという概念です。コビー著「7つの習慣」のconceptと重なります。また私個人の基本理念や行動哲学ともoverlapする重要な価値観です。

 

5)本ブログ第79回(2024/4/29)に示したYAMAP春山代表の言葉が参考になります。「生き方と職業を考えるとき、いつも車輪をイメージします。生き方は車輪のど真ん中で、職業はどちらかと言えば車輪の外側。車輪のど真ん中に生き方を大切にしたい価値観を据えておくと、社会や状況がどんなに変化しても、振り回されることがありません。」と、自分軸の重要性を平易に解説しています。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

3.仕組みとしての定型化

先ず、小林弘幸著「整える習慣」からの引用です。『体の構造に即した「行動パターン」を身につけ「意識付け」をすることで、自律神経を整えることができます。必要なことは「実力アップ」ではなく「実力を出し切る方法」を知ることです。』[小林書19頁]

 

また塚本書では、「気合いや意志力ではなくて、仕組みで自分を動かす集中力を高めること」の重要性を指摘しています。

 

更に、コヴィーは著書「7つの習慣」の中で、次のように述べています。『自分で自分の人生を創造することは、単発的に行うものではない。人生に対する自分のビジョンと価値観を常に目の前に掲げ、それに相応しい生活を送る努力を続けなければならない。そこで私は、自分の日々の生活で大切な価値観に沿って行動できるように、右脳のイメージ力を使って「自己宣誓書」を書いてみる良い宣誓書は五つの条件を満たしている。①個人的な内容であること、②ポジティブな姿勢が表現されていること、③現在形で書かれていること、④視覚的であること、⑤感情が入っていること、この五つである。』[コヴィー書171頁]

 

この「習慣」本3冊、特にコヴィー著「7つの習慣」の自己宣誓書は、私自身が作成した本ブログ第67回(2024/3/31)の『新年度に向け「心豊かに自らの道を究む」基本理念と行動哲学を改訂』に相当するものです。私自身はコヴィー書を見て作成した基本理念と行動哲学ではないのですが、基本概念はかなりoverlapしています。世界的名著と同じ考え方の部分があるということで、ある意味、大変嬉しく思いました。

尚、コヴィーが指摘する「良い宣誓書は五つの条件を満たしていること」、という部分については、私の基本理念/行動哲学は、「自己宣誓書ということを意識すること」及び「④視覚的であること/⑤感情が入っていること」、の2点につき改善の余地ありと判断し、9月末期限で増補改訂したいと考えています。コヴィー書171頁~181頁の内容は、今回のブログ記事作成の過程で得た一番大きな学びだと大変感謝しています。今後じっくり研究したいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

参考までに、私の自己宣誓書に相当する本ブログ第67回(2024/3/31)=現行作品を引用します。

[基本理念]
  『心豊かに自らの道を究む』

    個別テーマ□□□については、心豊かに□□□の道を究む  

 

[行動哲学]
  基本フロー

1.自然体/平常心+2.興味・関心・好奇心+3.状況判断/思考(直感/熟考)/意思決定+4.「心・技・体」+5.理性・感性・野性/哲学 →自己表現 →自己実現 →自己超越(社会貢献)


  行動指針

  「自調・自考」+「自責・自行」
    

  PDCA自己管理手法

 Policy/Philosophy/Vision+ PDCA → Performance向上(スパイラルアップ)

 

[参考原理]

  人間の行動原理
    1.『合目的性
    2.『試行錯誤

  生命の基本原理
    3.『動的平衡

  自然の摂理

    4.『自然の摂理は人間のすべてを包み込むことが出来る。』

    5.『自然の理にかなったことで事が成らないものはない、何にもとらわれない素直な心で何が理なのかを見極めつつ行動していきたい。』

 

[価値判断基準]

 1.目先(だけ)にとらわれず「中長期視点」で物事を捉えること

 2.部分最適化でなく全体観とその可能性を広げる(蓋をせず無限可能性)

 3.全体の流れ+リズム感を重視する

 4.価値観の共有と利他精神を大切に、多様性社会を目指す

 5.結果(ばかり)を追うのではなく、「プロセス」を重視すること

・・・・・・・・・・・・・・・

今回のブログ記事の3冊の「習慣」本と私自身の「自分軸」との関係を、下記概念図に示しました。

今回のブログ記事の主題:「自然の摂理」に適った「生活習慣」こそがパワーの源、に関して5,000字を超える文章と模式図と概念図になりました。主題は「習慣」なのですが、今回の記事作成の過程で、自分の最重要テーマである有酸素運動という言葉が、最新の「基本理念や行動哲学(基本フロー・行動指針)」の中に盛り込まれていないことに気付きました。

 

これは、善意に解釈すれば、有酸素運動」は毎日1万歩ウォーキング実績が、既に「日常習慣化」されているから書く必要がない、とも言えます。でも率直に言って、なぜ今まで気付かなかったのか我ながら大変不思議に思います。この事実をしっかり受け止めて、次回の「基本理念/行動哲学」改訂までに考察を加えたいと思います。

 

そして、一晩寝かせて熟考した結果、食事(毎日3回)・睡眠(毎日7時間)・入浴(毎晩)などと同じレベルで有酸素運動毎日1万歩)」が習慣化できているという認識に至りました。

その結論に至った今朝、寝床でスマホを見ていたら、脳科学者・茂木健一郎氏がゲストのYouTube動画(「運動脳の鍛え方」本紹介)の中の台詞が印象に残りました。

人生全てスポーツだっていう視点は絶対これから持った方が良くて、つまり仕事だって起業だって勉強だって、スポーツの概念を拡大しないと、これから21世紀には、特にAI人工知能時代には勝てない。」

 

私が開設したブログの主題「スポーツ(運動)と脳科学」も同じ様な趣旨を託していることに気付かされました。今回の記事も5千字を超えました。最後に有酸素運動は既に習慣化されているという自負を持って、「人生全てスポーツ=有酸素運動だという視点」を大切にして我が人生のテーマに挑戦したい、ということで、今回のブログ記事を締めたいと思います。

「スポーツ(運動)と脳科学」第86回ー株式投資の極意「仮説」ー

プログ記事を書く際には、通常、参考書を読み返したり、ネット文献を参照しながら自分の考えを纏めることが多いです。なので記事作成にはそれなりの時間を要し、普通は週に2~3記事投稿が限界です。

ですが、頭の中にある知識や考えだけでスラスラ記事を書けるケースもあります。その際には、要旨や文章構成を特別に考えなくても、直接、文章化(PCキーボード入力)が可能です。

今回の株式投資テーマや「スポーツ」記事がその典型です。普段から頭の中で、そのテーマに関連した「情報・感情・思考」分析自問自答を繰り返しているからです。「アイデア創出」概念図に示した情報・感情・思考が重なる領域から、テーマ・アイデア・発想や方向性が出てくる感じです。それは、私が「スポーツ」好きだからだと思います。「株」については、「知的スポーツ」と考えていますから同じ範疇です。

この概念図は、下に示す「入出力装置としての脳」模式図の、五感を通して脳内に入力された「情報」と脳内の「感情」「思考」の相互作用から「アイデアが創出される」ことをイメージしたものです。

今回は、思い付きもあって、日頃から考えている株式投資の極意「仮説」、について書きます。「極意」と言っても、私だけに通用する方法かも知れないし、でも誰かの役に立てる部分があるかも知れないと思います。私自身も、投資先銘柄のYahoo掲示板で様々な株主さんの考え方や投資手法を学ぶことも多いからです。

 

株式投資」は人生の縮図、だと思っています。と言うよりも、「株式投資」に限らず「仕事」「学業」「趣味」「スポーツ」などは、皆、本人の人生観・生き様が反映されるものだと考えています。

今回は、なるべく客観性を持たせる様に、今考えている株式投資の極意「仮説」を文章化しておきたいと思います。

 

個別の説明については、私が作成した過去9編のブログ記事をご参照下さい。

 第19回(1/4)株式投資「銘柄の選び方」

 第26回(2/1)株式投資の参考書

 第33回(2/12)コヴィー著「7つの習慣」の株式投資への応用

 第34回(2/12)株の道(は人生の縮図)

 第38回(2/17)企業経営と価値創造と株式投資

 第39回(2/18)企業経営と価値創造と株式投資

 第44回(2/28)経済教養小説 

 第45回(2/28)投資家が「お金」よりも大切にしていること

 第66回(3/30)行動経済学者の先駆者ダニエル・カーネマンを偲ぶ

 

前置きが長くなりましたが、今回の記事の要点は、

株式投資の成績は、銘柄選択眼*売買技術力*投資哲学の掛け算で決まる」

という仮説です。

 

ここで追記できることは、以下の内容です。

1.株式投資の出発点は投資家センス=「銘柄選択眼」
2.投資家のスキル=「売買技術」、投資のタイミングや投資スタイルはこの項目で評価されます。税金対策も重要です。

3.投資家の人間力=「投資哲学」、より大きな次元・視点での「投資に対する見方・捉え方パラダイム」、と解釈しています。

 

換言すれば、株式投資家の「センス」「スキル」「人間力」の掛け算が株式投資成績に反映されることになります。私自身は大胆かつシンプルなこの「仮説」で、割と成功しています。「仕事」「学業」「趣味」「スポーツ」「芸術」に対しても、そんなアプローチが役立つ様に、センスとスキルと人間力を磨いていきたいと思います。

「スポーツ(運動)と脳科学」第85回ー私が総理大臣になったら、国民皆「有酸素運動」!を政策として掲げますー

日本国民の最大の願いは、「健康で文化的で豊かな生活を営むこと」とか「自由で主体的で自己実現できる社会の実現」とかでしょうか。

参考までに、憲法第25条生存権、国の社会的使命】を引用します。          

第1項 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない

・・・・・・・・・・・・・・・

個人的な話ですが、私自身は、立山連峰を望む恵まれた自然環境の中で、毎日1万歩の有酸素運動(ウォーキング)を楽しむ地方都市在住の日本国民です。

大胆な提言ですが、私が総理大臣になったら、国民皆(かい)有酸素運動」政策を掲げたいと思っています。国民を動かすには総理大臣の宣言が必要で、厚生労働大臣文部科学大臣とか、スポーツ庁長官レベルでは不足です。大手商社経営者が社員に、有名大学学長が学生に呼び掛けするなどその組織のトップの宣言が必要です。都道府県知事や市町村長など最高権力者が選挙の公約に掲げれば、選挙民の高得票が得られるかも知れません。税金で運動靴と歩数計を現物支給するのも良いでしょう。

私自身、毎日の有酸素運動で、大きなメリットを実感しています。

1.有酸素運動後の「爽快感」「心地良さ」=「快」の感情
2.「心身健康」管理レベルの維持向上
3.「脳活性化」による集中力・記憶力・創造力の向上

これらの効果は.神経伝達物質であるセロトニンドーパミンノルアドレナリン(3大物質)の他、βエンドルフィン・オキシトシンなどの分泌促進や脳の天然肥料と言われるタンパク質「BDNF」(脳由来神経栄養因子)アルツハイマー病の特徴であるアミロイドβタンパク質の蓄積を減少させる可能性のあるホルモン「イリシン」が関与すると言われています。

 

後程、参考文献を示しますが、具体的には有酸素運動により、

1.良質な血液が良好に流れる、血流増加による健康な体づくり
2.生活習慣病(高血圧・高血糖高脂血症など)の予防効果
3.ストレス対策による鬱病など精神疾患の予防効果
4.免疫力向上によるがんなど免疫疾患のリスク軽減
5.2030年に高齢者の14%(7人に1人)が患者となる見通しの認知症リスクの軽減

等の健康リスクの軽減が示唆されています。

現在の「薬物治療」中心の医療体制から、積極的に「運動療法」を盛り込むことや、病気になってからの後追いの「治療」でなく「健康な方々」や少なくとも「未病」段階からの「病気予防」体制へのシフトが必要ではと感じています。平均寿命を伸ばすだけでなく健康寿命を重視するという方向性です。

例えば、鬱病認知症などは、病気に罹ってからの治療ではなく、病気にならないような生活習慣こそが重要と思います。結果として、また国民的課題である医療費削減や健康保険組合の黒字化などの経済効果も期待されます。

 

また有酸素運動の効果は「心身健康」維持向上以外に、「脳」活性化による集中力・記憶力・創造力の向上が期待できます。下記文献の著者である医師の方々は、「有酸素運動」を推奨されると共に、ご自身も多忙なお仕事の中で積極的に「運動」を取り入れ、創造性を発揮されています。科学者・研究者・実業家・作家の方々も同様です。

 

参考文献

アンデシュ・ハンセン「運動脳」(2022/10/10、サンマーク出版
Jレイティ「脳を鍛えるには運動しかない」(2009/3/20、NHK出版)
有田秀穂「脳からストレスを消す技術」(2012/2/20、サンマーク出版「医者が教える疲れない人の脳」(2020/9/11、三笠書房
樺沢紫苑「脳を最適化すれば能力は2倍になる」(2016/12/20、文響社

小林弘幸「整える習慣」(2021/2/1、日経BP
打越暁「呼吸を変えれば元気で長生き」(2005/9/21、洋泉社
山中伸弥藤井聡太前人未到(2023/9/15、講談社)      
能勢博「ウォーキングの科学」(2019/10/20、講談社
養老孟司考えるヒト(2015/10/10、筑摩書房バカの壁(2003/4/10、新潮社)

以上は医師の方々の著作です。以下の本は科学者・研究者・実業家・作家の方々の作品です。

福岡伸一「新版動的平衡(2017/6/5、小学館
青砥瑞人「BRAIN DRIVEN」(2020/9/25、ディスカヴァー21「4つの集中」(2021/3/18、KADOKAWA
茂木健一郎「無意識の鍛え方」(2022/4/28、KADOKAWA
堀江貴文「多動力」(2017/5/3、幻冬社
村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」(2007/10/15,、文藝春秋)

有酸素運動の種目は多岐にわたりますが、日常的に気軽にできるものを選ぶのが賢明です。勿論、趣味のスポーツはメンバーが集まれば仲間と一緒に楽しめますが、毎日というわけにはいきません。毎日、一人で気軽にできる有酸素運動には、ウォーキング・ジョギング・ランニング・スイミングなどがありますが、経験的に言えるのは、ジョギング・ランニング・スイミングは週に1・2回の方が多い様です。私の身辺でも長く続けておられる方は稀なので、私自身は、毎日ウォーキング1万歩と決めました。運動量ですが、過去の推移は3千→5千→7千5百→1万歩と、徐々に歩数を増やしてきました。雨天でも雪が降っても、天候に拘わらず実践します。体調不良の場合だけはやめるべきですが、そんな状況はここ数年間で1回しかありませんでした。

 

ウォーキングであれば、毎日、運動靴さえ用意すれば普段着で手軽にできます。幸い、今の住まいは自然環境に恵まれた景観の良い地方都市なので、一石二鳥です。歩数計があれば、毎日の歩数データを記録して励みになります。運動強度が不足だと思えば、速歩インターバルジョギングを織り交ぜてもOKです。

 

有田秀穂医師の著書にある、人類が原始時代の狩猟採集生活で、太陽が昇るとともに、狩りをし畑を耕す生活という営み(運動量大)の中に、自然とセロトニン神経を活性化させる因子があったということに、自然や人類の長い歴史の重みを感じます。現代社会においても、恵まれた自然環境の中で、日光を浴びながら毎日の有酸素運動による「心・身・脳の活性化」が、冒頭にあげた「健康で文化的で豊かな生活を営むこと」や「自由で主体的で自己実現できる社会の実現」に近付く道ではと思います。

「スポーツ(運動)と脳科学」第84回ー慢性疲労回復には太陽の光とリズム運動が一番!ー

現代人は日常生活で疲労感を感じると、家で「ゴロゴロ生活」になりがちです。でも慢性疲労回復の一番の対策は「太陽の光」を浴びて「リズム運動」を行うことです。その理由はセロトニンオキシトシンメラトニン、この3つの脳内物質の分泌が有効だからです。疲労の原因が「体」にではなく「脳」にあるのです。

 

この重要な知見に関しては、セロトニン研究の第一人者」である医師で脳生理学者有田秀穂著「医師が教える疲れない人の脳」(2020/9/25、三笠書房)という本が参考になります。本書の重要部分の要約10項目を以下に示します。

・・・・・・・・・・・・・・・

1.慢性疲労症候群は脳疲労によるもので、①大脳の酷使が原因。大脳皮質は「知性・言語脳」です。また②心の疲れは精神的ストレスが原因で、こちらは大脳辺縁系です。大脳辺縁系は「情動(心)脳」と言われています。

 

2.疲れない脳をつくる鍵になるのがセロトニンです。このセロトニンをつくり脳全体に分泌させるのが「脳幹」にあるセロトニン神経」です。セロトニン神経を活性化させ、セロトニンを正常に合成・分泌させるには、「太陽の光」を浴びて「リズム運動」を行うことです。実にシンプルで、日光を浴びて体を動かせば、セロトニン神経は活性化されるのです。疲労が消えていき、気持ちが安定し、元気が出てきます。

またオキシトシン(癒しや安心感をもたらす脳内物質)やメラトニン(心地良い休息や眠りをもたらす脳内物質)を増やすにも、セロトニン神経の活性化が鍵となります。


3.地球上の生命体は植物と動物です。植物の生命に不可欠なのは太陽光と水と空気(二酸化炭素CO2)です。一方、動物は、その名の通り、自ら動いて(歩行のリズム運動)獲物を獲り、それを噛んで(咀嚼のリズム運動)体内に取り入れ、血液に吸収された栄養物を、呼吸によって(呼吸のリズム運動)吸い込んだ酸素を使って全身の細胞にエネルギーとして運びます。つまり、「歩行」「咀嚼」「呼吸」の3つのリズム運動が、動物の生命活動の基本です。

 

4.太陽光は1万ルクス以上の照度があります。電灯光は通常500ルクス以下しかありません。人類は大昔から太陽が昇るとともに、起きて狩りをしたり、畑を耕したりする生活をしてきました。その営みの中に自然とセロトニン神経を活性化させる因子があったということになります。

 

5.セロトニン神経は、朝の覚醒とともに規則的な活動を始め、セロトニンを分泌します。次の5つの「覚醒時の脳機能を演出する」働きを開始します。
①朝の目覚めをよくする
②心のバランス「平常心」を保つ
自律神経を整える
不定痛み抑える
顔つき姿勢シャキッとさせる

 

6.もう一つの「覚醒中枢」であるノルアドレナリン神経」は、体の内外から発せられる身体的ストレスで活性化されますが、このアドレナリン神経の暴走を止めて平常心を取り戻させるのも「セロトニン神経」の役割です。

 

7.ポジティブ思考の際には脳内ではドーパミン神経」が中心的役割を果たします。「快」のイメージを抱くと、「不安・怒りの神経回路」の働きが弱まりますポジティブ思考をするにも、心と体の元気を演出する「セロトニン神経」を活性化させる工夫や努力が必要です。

 

8.脳科学的には、「仕事帰りにちょっと一杯」の生活が、すぐれたストレス解消法です。その根拠は、①「グルーミング効果」により、脳内物質のオキシトシンの分泌が促される、②その「オキシトシン」が、脳内の「ストレス中枢」を沈静化する、ということにあります。このオキシトシンの分泌によって「セロトニン神経」が活性化されます。心地良く誰かと「お喋り」をするだけでオキシトシンが分泌されます。

 

9.人間の体のすべての細胞には「時計遺伝子」が備わっています。太陽光が脳の時計を調整してくれています。夜の睡眠を演出するメラトニンの原料がセロトニンです。夕片以降にメラトニンがタップリと合成・分泌されるには、日没までにその材料のセロトニンもたっぷり合成・分泌されている必要があります。昼間、外で元気に活動すれば夜は良く眠れるが、昼間、部屋にこもってネットやゲーム三昧だと夜はなかなか寝付けないということです。

 

10.最終章は人間性の脳」である前頭前野を活性化させる方法です。大脳の前半部「前頭葉」の一番先端が「前頭前野」です。慢性疲労に陥っている人は、人間性の脳である前頭前野に問題があります。リズム運動に伴って前頭前野の血流も増加します。セロトニン神経は、前頭前野と密な神経回路を持っています

リズム運動の実践→セロトニン」神経の活性化→「前頭前野」の血流増加→「意欲・集中力」のスムーズな発現

 

[総括]

疲労を解消するための最終目標=前頭前野」を活性化させる4つのルート

Ⅰ.目の網膜から太陽光を入力し、セロトニン神経を活性化させ、前頭前野に働きかける。

Ⅱ.歩行・呼吸・咀嚼のリズム運動によってセロトニン神経を活性化させ、前頭前野血流を増やす。

Ⅲ.グルーミング活動によってオキシトシンの分泌を促し、ストレス中枢を抑制しつつ、セロトニン神経を活性化させ、前頭前野に働きかける。

Ⅳ.泣ける映像やストーリーなどを介して「直観・共感の脳」を活性化させ、前頭前野に働きかける。

 

種々のルートを介して前頭前野に働きかけると、①爽快な気分、②過度な緊張や不安が消える、③怒りや敵意などが消える、④集中力、意欲が湧いてくる、⑤顔つきや姿勢が溌剌とする、など元気いっぱい、脳の状態が良くなります。

・・・・・・・・・・・・・・・

著者の有田秀穂先生は、東大医学部時代にはサッカー部に所属し、その後も球技やジョギングや渓流釣りなど「セロ活」をされてきた文武両道の達人です。現在も、毎日、自分の体に耳を傾け「攻めの養生」を継続されているそうです。

 

本書の中で、自然界の最上位に位置する動物である人間が原始時代の狩猟採集生活の、太陽が昇るとともに、狩りをし畑を耕す生活という営みの中に、自然とセロトニン神経を活性化させる因子があったということに、自然や人類の長い歴史の重みを感じました。

 

私自身も、恵まれた自然環境の下、太陽光を浴びながら、毎日1万歩のウォーキングが適度な「セロ活」になっていると思います。前頭前野の血流を増やし=「心・身・脳」を鍛えながら、創造的アウトプットを心掛けます。セロトニンとお友達になり、自然体と平常心で充実した毎日をと思います。

「スポーツ(運動)と脳科学」第83回ーリズム感と脳内物質セロトニンについてー

リズム運動は脳内物質セロトニンの活性化をもたらすという脳科学の知見があります(東大医学部卒有田秀穂医師、樺沢紫苑精神科医他)。そもそも自然界は、太陽系の地球の自転・公転により、年間の四季や昼夜24時間の繰り返しなど一定のリズムで成り立っています。川のせせらぎや野鳥のさえずりも心地良いリズムを奏でます。その地球に住む人間も肺呼吸・心臓の拍動・血液循環流もリズムを刻んで生命を維持し、身体の一部である脳もリズム感を好むようです。

 

リズム運動とセロトニン関連の主な参考文献です。

有田秀穂著「脳からストレスを消す技術セロトニンと涙が人生を変える)(2012/2/20、サンマーク出版)、「セロトニン研究」の第一人者が書いた関連情報満載の本

セロトニン神経を活性化させるものは主に二つあります。一つは「太陽の光」、もう一つは「リズム運動」です(132頁)。

 

樺沢紫苑著「脳を最適化すれば能力は2倍になる」(2016/12/20、文嚮社)

セロトニン仕事術(171~222頁)の中に、セロトニンを活性化する方法して、①日光を浴びる、②リズム運動、③咀嚼、が挙げられており、特にお勧めは朝のウォーキングだそうです。

 

青砥瑞人著「BRAIN DRIVEN」(2020/9/25、ディスカバー・トゥエンティワン)

モチベーションに重要なのは健康・睡眠・生活リズムで、生活リズムの面でモチベーションに強く影響を与える可能性が高いのは脳内の神経伝達物質セロトニンである(36~38頁)。セロトニンは単調リズム運動に反応して合成される(229~231頁)

 

ご参考までに、池田内科病院の池田医師が、開業医のお立場で書かれたセロトニン足りてますか?」というブログ記事(2014/7/11)の一部を要約させていただきます。

1.セロトニン心の平静を保って心のバランスをとることに関わる脳内物質の一つです。分泌されたら速やかに代謝されるというサイクルを繰り返し脳内に存在します。

2.脳内のバランサーとして働く心を穏やかにする物質です。

1)脳内のノルアドレナリンドーパミンの暴走を妨げる働きがあります。

2)セロトニンを分泌しておくことでストレスの耐性があがり、ノルアドレナリンドーパミンの暴走を未然に防ぎます。

3)脳内にセロトニンが十分にあると、脳は興奮もしないし、ぼんやりもしないで、クールな状態を保ちます。

4.昼間の交感神経優位な状態への切り替えをスムースに助ける働きがあります。痛みに対する感受性を低下させる働きもあるようです。抗重力筋に作用して姿勢を改善して、顔の筋肉を引き締める働きもあります。

5.セロトニンを脳内で増やすにはどうすれば良いのでしょうか?

1)セロトニン神経の出発点になる脳幹の縫線核の近くには、歩行、呼吸、咀嚼に関わる中枢があります。

2)歩行、呼吸、咀嚼といったリズム運動をすることでセロトニンの分泌が増えます。

3)リズム運動で、開始5分後からセロトニンの分泌が始まり、10~15分でピークに達し、20分を過ぎる頃から分泌は下降していきます。

・・・・・・・・・・・・・・・

私自身、リズム運動は数多く体験しています。子供の頃のラジオ体操に始まり、野球・バスケットボール・サッカー・テニス等の球技もある意味リズム運動ですし、大自然に足を踏み入れての山登り・スキーも当て嵌まりますし、現在行なっている毎日1万歩のウォーキングはリズム運動の典型です。セロトニン分泌の効果が得られているのではと思います。

 

音楽の演奏や歌唱はリズム感こそが命ですし、家族や友人との会話もリズム感が大事です。実業家の堀江貴文さんは、「仕事の速さは速度でなくリズムで決まる」と明言されてます。全く同感です。

 

リズム感は自然界の必然です。大事にすべき、活用すべきと思います。日常生活では、太陽の光と自然に恵まれた環境で、毎日1万歩の有酸素運動を生活リズムを軸にしています。リズム感は心地良い「心・身・脳」の活性化を促してくれます。有酸素運動と脳内物質「セロトニン」に感謝の毎日です。