「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第229回ー「佐藤舞(さとまい)」動画の切れ味に脱帽!ー

朝方に寝床でスマホを開いたら、佐藤舞(さとまい)女史の動画が飛び込んできました。続けて3-4本見ましたが、”切れ味”抜群の動画作品ばかりです。佐藤舞さんは、1989年生まれ、国立福島大学経済経営学類で統計学と出会ったそうです。ただ佐藤舞さんは、統計学を軸にしながらも行動科学脳科学・心理学・コーチングといった領域にも精通しています。企業に就職後20代で独立し「謎解き統計学」で新規分野を開拓して、現在、データアナリスト・マーケットリサーチャー・YouTuber・大学客員教授として活躍中です。

今回は、私が興味を持つテーマに関連の2つの動画に注目したいと思います。

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[1][問題解決]「問題解決の基本は細分化」(2025/9/5、19:46動画)

 巷で良く耳にする認知行動療法(CBT)の中核にある考え方の「認知行動モデル」5要素を取り上げ、認知パターンを”見える化することにより、問題解決するのものです。

佐藤舞(さとまい)さんは、”問題解決の基本は「細分化」”、と断言されてます。下記が概念図で、「感情」と「身体反応」は自分の意思でコントロールするのは難しいのですが、自分でコントロールしやすい「認知」を適正化し「行動」に反映させることにより問題は解決方向に向かいます。 

      

       situation状況」が起きたのか

              

       cognition認知」どう解釈したのか

                          

        ↙   ↑      

behavior行動」どう行動したのか  emotion感情」どんな気持ちになったのか

                

               

  physical reaction身体反応」どんな変化が起きたか

 

ここからは、私の個人的見解を含む考察になります。

1.”問題が起きた”個別局面では、「状況判断」=「認知」が大事

 1)先ずは、心身健康(睡眠・食事・運動バランスとストレスフリーを心掛け)な状態で、マイナス面の思い込み=”ネガティブ”思考を避け、なるべくニュートラル”思考で、場合によっては”ポジティブ”思考で対応すること。

 2)思い込みを排除した上で、過度の感情揺らぎ・身体反応を抑えるには、呼吸を整える=適度の有酸素運動(話す・書く・散歩する)が良い。

 3)「感情」面と「身体反応」を適正化した上で、冷静に論理的に状況を認識し「行動」に反映する。

 

2.問題が生じる原因は、”認知の偏り”(個々人の癖や思い込み)がある場合が多いので、「認知パターンを見える化し、冷静に論理的に「認知」=現状認識)した上で、「状況判断」後に行動に移すのが賢明です。何事も「自然体」「平常心」が一番です。

人間の感情・思考・行動パターンは、外部情報→知覚五感→感じる感情→思う・考える思考→話す・書く・行動する筋収縮運動=表現、というフローが自然です。途中段階での「思考停止」や「金縛り(身動きができなくなる)」になるとパニック状態(ストレス反応)になってしまいます。

 

3.学問・仕事・家庭や、趣味・スポーツや、広く人間関係にも、この「認知行動モデル」における「認知パターンの見える化は応用可能です。様々な「状況」下での「認知(思考)に基づいて「感情」「身体反応」を適正化し、より良い「行動」に繋げたいものです。

 

佐藤舞(さとまい)さんの動画解説というよりも、自説・持論のレビューが多くなってしまいました。次は、もう1本の動画紹介です。

 

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[2][第六感]「トップトレーダーやアスリートが使う”直感力”の鍛え方」(2025/11/28、18:46動画)

 私自身が「株」トレーダーであり、過去に20年の競技スポーツ経験がある元アスリートですので、この動画を興味深く観ました。佐藤舞(さとまい)さんは、豊富な神経科学や行動科学の知識を基に「直感力の鍛え方」を解説されています。

 

1.プロが使う第六感は、身体感覚*脳内の予測モデルの統合能力=知性*経験*「内受容」との説明です。ここで、「内受容」とは身体が持つ内部信号(心拍・呼吸・体温など)を感じ取る力で、「体感」とか「内的感覚」という理解で宜しいと思います。

 

2.「内受容」感覚(=内的感覚≃身体感覚)の高さと精度が大事、「正確さ(accuracy)」と「敏感さ(sensitivity)」があり、両極端過敏タイプと鈍感タイプになります。「内受容」の感度が高ければ、気配微細な変化に気付きます。トレーダー・アスリートの「プロ」は、非言語的な自分の内部の微妙な違和感に気付ける人、具体的には、内受容スコアは一般学生が60%台に対し、プロ・トレーダーは78%だそうです。トレードは未来を予測する競技です。

 

3.自分の外部環境から入ってくる情報をキャッチする力=「外受容(主に五感)」感覚だけでなく、「内受容」感覚(=内的感覚≃身体感覚)を高めるには記録・観察・行動実験が必要だそうです。

以下、「内受容」”ズレ”を整える3つの方法=自動修正機能(Calibration)です。

 1)身体反応・感情・思考・行動の「記録」

 2)「観察」=メタ認知(自分を客観視する)

 3)「行動実験」、予測→行動→結果を観察の上→修正のループを廻し、”ズレ”を整える。

結果として、身体のセンサー「内受容」と自分が持っている予測モデル「直感」がどんどん一致していく感じ、だそうです。

[詳しくは動画でトレーニング法(CBTジム)が紹介されています。]

 

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[総括としての私見纏め]

 自称”文武両道忍者”は気配微細な変化に気付くことが出来るタイプだと思うので、佐藤舞(さとまい)さんの解説は、割と良く理解できました。

 

私自身は、「感受性」、正確には、体全体の感覚=五感+体感(=身体感覚+内的感覚+直感)を高めるために、様々なアプローチを試みてきました。

具体的には、前回のブログ論考第228回(2025/11/22)『「有酸素運動」と「無意識の開拓」を軸とする「知的創造モデル開発」増補改訂版に示しました。有酸素運動(30分)と知的生産(2-3時間)を組み合わせ(毎日3セット)、この中に、ジャーナリングを含む「動的瞑想」「瞑想的対話」を導入することにより、「無意識の開拓」「感受性を高めること」に大きな効果があることを実感しています。

 

今回の動画で認知行動療法(CBT)の基本を学びました。また様々な手法での知的生産性の向上自己実現の可能性が高まることを喜ばしく思います。今後共、佐藤舞(さとまい)さんの動画作品に注目していきたいと思います。

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第228回ー「有酸素運動」と「無意識の開拓」を軸とする「知的創造モデル開発」増補改訂版ー

ブログ副題の「人間研究」は、人間の本能・本性・本質を探り、「心豊かに道を究む」という私の基本理念の実現に役立てようというアプローチです。

 

マズロー(1908-1970)欲求5段階説に拠れば、人間は生存・安全が確保されるという前提で自己実現を目指す、ということのようです。またフロイト(1856-1939)は、人間の心理は、基本的に不快を避け快を求めようとする傾向が支配している、という快感原則を唱えました。

 

そのような人間の根源的な欲求の中で、私たちは常日頃、感情を伴いつつ思考し行動しています。私が考える人間の行動原理は3点あります。1.合目的性、2.試行錯誤、3.動的平衡です。養老孟司著「唯脳論」「考えるヒト」、福岡伸一著「新版動的平衡」から学び取りました。

ここで動的平衡とは、生物は合成と分解との動的な平衡状態が「生きている」ということが本来の意味(福岡書80頁)ですが、動物たる人間は本来的に動き回るのが「自然本来の姿」だと考えることもできます。

また養老書に拠れば、情報系としての脳は入出力系と見ることができます。この場合、入力とは知覚あるいは感覚と呼ばれますが、一般には五感と言う方が通りがいい(「考えるヒト」80頁)と言われています。個人的には、人間の感覚=五感+体感(五感以外の身体感覚・内的感覚・直感)と理解しています。

人間の知覚・感覚(=五感+体感)から入力した「情報」は、脳内での「感じる」感情「思う」「考える」思考というプロセスを経て、「運動」として出力されます。ここで言う「運動」とは、具体的には、話す、書く、行動するなどの筋収縮運動で、同時に化学物質が放出されます。この化学物質の中に、ドーパミンやH&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンなどの神経伝達物質が含まれます。

ここで重要なことは、運動により放出される神経伝達物質ドーパミン(+H&N物質)「快」の感情をもたらすという点です。従って、「快」の感情を求める人間は本来的に動き回るのが自然本来の姿だということになります。

 

これに追加すれば、「人間は動き回るのが自然本来の姿」の”動き回る”とは、身体の運動もありますが、手・足・指の運動の他、血液・内臓・脳内の活動もあると考えます。「感じる」「思う」「考える」は「脳内出力」と言われます。頭の回転が速い人は消費エネルギーも大きいと言われます。

更に、これらの感情・思考・行動はフィードバックされて繰り返すことも多いです。感情⇌思考⇌行動、や脳内では意識⇌無意識往復運動(=動的平衡があります。特に「創造性開発」を考える上では、脳内の意識⇌無意識の「動的平衡」が重要です。

 

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私自身の生活習慣ですが、毎日1万歩のウオーキング”生活の軸”にしています。具体的には、毎日1万歩を3回に分け、各回30分の有酸素運動2-3時間の知的生産活動毎日3セット行います。有酸素運動により、1.心地良さ=「快」の感情、2.「心身」健康レベル向上、3.「脳」活性化、を実感しています。

この有酸素運動「効果」のメカニズムについては、①体内、特に脳内の血流増加による十分な酸素供給、②脳内物質ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンの分泌、③BDNF・イリシンの分泌、④神経ネットワークDMN(デフォルトモード・ネットワーク)の活性化、⑤脳波α波・θ波が優位、の複合的作用と考えています。

 

有酸素運動(=歩く瞑想)」とセットで行う「知的生産活動」とは「読書(=賢者との対話)」、「ジャーナリング(=書く瞑想)」、「研究ノート作成(考える瞑想)」、「株投資先掲示板投稿(株主との対話)」、「生成AI問答(=AIとの対話)」などです。またこれらの情報を解析・編集し、2千~5千字の「ブログ論考」記事を執筆します。ブログ論考は毎月5~10論考を執筆し、年間100記事を超える創作品に仕上げます。


私にとっての歩く瞑想・書く瞑想・考える瞑想は、(通常の「静座瞑想」とは異なる)「動的瞑想」になります。また賢者との対話・株主との対話・AIとの対話を「瞑想的対話」と呼んでいます。これらは、前記5つのメカニズムによる知的生産性の質的向上に役立ちます。端的に言えば、”ドーパミン分泌効果”が大きく影響するのだろう考えています。

 

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これらの「有酸素運動」「動的瞑想」「瞑想的対話」により、私たちの脳内の「無意識」の領域にある情報アイデアを「意識」に上げることができます。この「無意識」の意識化が、ドーパミン分泌を中心とする前記5つのメカニズムによるものと考えています。

更に説明を追加しますと、ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンの分泌が脳幹RASReticular Activating System:脳網様体賦活系)の機能を高めるという仮説を持っています。

 

脳幹RASは、膨大な知覚情報を取捨選択することで、脳のエネルギー消費を最小限にするという大事な機能を持っています。RASの機能を簡単に言えば、自分にとって大事なことにフォーカスするということです。逆に言えば、フォーカスしていない部分が見えなくなる、という無意識に感知する高性能フィルターの役割を持っています。

このRASのフィルター機能を調節し、無意識領域にある情報・アイデアを意識化に上げることが、「有酸素運動」効果の一つと考えています。また「有酸素運動」効果は、他の「動的瞑想」や「瞑想的対話」によっても促進されると考えています。

これらの「有酸素運動」「動的瞑想」「瞑想的対話」により、「無意識の世界」の「扉開度」「感受性」の高まりが得られます。

 

「無意識の世界」の意識化=「無意識の世界の開拓」により得られる「気付き・閃き・斬新な発想」「創造性開発」に繋がります。得られた「創造的アウトプット作品」による自己表現→自己実現→自己超越(世のため人のため)のフロー完成を目指しています。』

 

以下、今回の論考の総括です。

 

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有酸素運動」と「無意識の開拓」を軸とする「知的創造モデル開発増補改訂版(2025/11/22)

1.「人間の欲求」(生存/安全+食事・運動・睡眠+「快感」原則)

2.「行動原理」➀合目的性、②試行錯誤、③動的平衡

3.有酸素運動(人間は動き回るのが「自然」本来の姿)

4.有酸素運動効果」➀身体(含む脳内)血流増加、➁ドーパミン+H&N物質分泌、➂BDNF・イリシン分泌、➃神経ネットワークDMN最適化、➄脳波α波・θ波優位、⑥脳幹RAS活性化

5.「意識⇌無意識」:”動的平衡(振幅・頻度・スピード最適化)

6.「無意識の世界」の「扉開度」「感受性」高まり

7.「気付き・閃き・斬新な発想」

8.「創造性開発」

9.「自己表現(創造的アウトプット作品)」→「自己実現」→「自己超越(世のため人のため)

10.「基本理念:心豊かに道を究む」

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第227回ー人間は「考える」前に、先ず何を「感じる」かのイメージが大事!ー

 先日、HatenaBlog作品を読んでいて、ハッとしたことがあります。「ひょっとしたら・・・って気持ちから始まる」というタイトルの”桃子の日誌”という作品(2025/10/25)です。一部を引用させていただきます。

 

『 まああれだ、私思うんだけど

人が何かを始めようって一歩踏む出すきっかけは「ひょっとしたら」って感情なんじゃないかな?

 

習い事も同じ

「ひょっとしたら上手くなるんじゃない?」ってのが始めの一歩なんだと思うな! 』

 

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確かに、人間は「考える」前に、先ず、何を「感じる」が大事!

そうです、「感情」「感覚」「感性」の世界です。

 

「ひょっとしたら」という言葉で、思い出したのが、楠木建著「戦略読書日記」の中の、ユニクロ創業者柳井正会長の話です。

以下、引用(要約)です。

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地元の山口でユニクロの商売を始めた柳井正は、当時、「ひょっとしたら」世界一のアパレル企業になれるかも知れない、と直感したそうです。「0.01%位の確率かも知れない」。それでも「ひょっとしたら」世界一になれると本気で思ったそうです。失敗や成功を重ねながら、0.01%だった確率が、徐々に0.1%1%と大きくなってきます。東京に進出し、原宿に旗艦店を出した頃になると「ひょっとしたら、10%位の確率で世界一になれるのでは」という気がしたと言います。

この「ひょっとしたら」というマインドセットは、”戦略の構想”にとって理想的なスタンスです。現実的に「本当にうまくいくか」にばかり頭と目が向いてしまう人には戦略は立てられません。「ひょっとしたら」は、「ロマン」や「夢」でなく、客観的で実行志向です。できなくて元々、だから思い切り行けるところまで行ってみようという爽やかさがあります。

「で、今はどうなんですか」と柳井さんに訊ねると、「いや、全く変わりません。ひょっとしたら世界一になれるんじゃないかと思ってやっています。その確率は50%位はあると思うんですよ」。

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このユニクロ柳井正会長の話と成長物語は、”成程感”満載です。企業経営者や株式投資家は、皆、将来の夢をイメージします。因みに、私は、趣味と実益を兼ねた、小型成長企業のJALCO・WHDC2社の中長期株式投資家です。

 

私も、ユニクロ柳井正会長を真似て、小さな夢をイメージしてみました。

ひょっとしたら、資産3億円の小型成長企業JALCO・WHDC株主になれるかも知れません。今は、成功確率が(0.01%でなく)1%位かも知れませんが。」、と本気で思いながら、毎日1万歩の有酸素運動と読書とブログ論考執筆という生活を楽しんでいます。

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第226回ー苫米地博士「無意識の使い方」動画と文武両道忍者「知的創造モデル」の比較研究ー

有酸素運動」を出発点とした「無意識の世界」への旅を「創造性開発」に繋げ、社会への貢献と人類幸福を実現しようという夢があります。今回は、認知科学者・苫米地英人博士の「無意識活用術」理論・手法と自分流の「知的創造モデル」の比較研究をしながら、将来展望をイメージしました。その結果、論考が5千字を超えてしまいました(6,395字)ので、章立てのブログ作品としました。ご一読くだされば幸いです。

 

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[第1章]五感・体感からの情報入力

 五感五感以外の”身体感覚や内的感覚や直感”(私はこの3つを「体感」と呼んでいます)からの情報は、大半は脳内の「無意識」領域に入力されます。

五感の内、80%超を占める視覚情報は1秒間に数百万ビット以上の膨大な量が入力されますが、意識に上がるのはその内、ごく僅か(0.1~1%程度)だそうです。フロイトの氷山モデルでは、人間の行動の90~99%は「無意識の世界」に支配されているとされます。

 

[第2章]認知科学者・苫米地英人博士

 そんな「無意識の世界」に興味を持ち、カーネギーメロン大学フェローで高名な認知科学者・苫米地英人博士の「無意識活用術」の「理論」「メソッド」に注目しました。

苫米地博士は1959年生まれの認知科学者・計算機科学者・カーネギーメロン大学博士日本人で初の計算言語学の博士号取得です。ハーバード大脳機能研究にも関与しました。

 

[第3章]苫米地英人博士の主要動画

[1]『苫米地メソッド「無意識の使い方」』(2017/9/1、30分動画、63万回視聴)

”苫米地式”解説動画は多数ありますが、最近、苫米地博士の理論、“無意識活用の技法体系”の原型となる動画作品を見つけました。『苫米地メソッド「無意識の使い方」苫米地英人という30分の動画です。8年前の動画ですから、”割と初期の作品”になります。

以下、その要約です。

 
1.無意識の定義(苫米地博士流)
 今、気付いているのが意識、気付いていないのが無意識
 
2.無意識の特徴
(1)「勝手にやってくれる」 → 問題解決や作業を意識せずに処理してくれる → 忘れていたことが突然ひらめくのは、無意識が働いていた証
 
(2)「超並列的に処理できる」→ 多くのことを同時に進行可能 → 努力感がなく自然に進む
 
(3)「超クリエイティブ」 → 現状の外側にゴールを設定すると、脳が勝手に方法を見つけてくれる
 
3.無意識を活性化する方法
(1)「脳波状態を整える」 → lower”α波”~”θ波”領域(8〜9Hz)→ 瞑想・リラックス・半覚醒状態が理想
 
(2)「ゴール設定を工夫する」 → 現状の外側に設定することで、無意識が探索モードに入る → 精神世界と物理世界の逆転構造を活用
 
(3)「意識的に忘れる→ ゴールを設定したら意識的には手放す → 無意識がバックグラウンドで処理を始める
 
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重要事項

 ▢ 無意識とは何か?

 ・ 氷山モデルで言えば、「意識」は水面上の”氷山の一角”、「無意識」はその下に広がる巨大部分 →「無意識」は自動化された思考・感情・行動パターンを司る

 ・脳幹RAS網様体賦活系)スコトーマ心理的盲点)  無意識」はRASによって“重要でない情報”を遮断(脳が容量オーバーでパンクしない様、0.2%程度の「五感からの情報をRASフィルターで選別」)   ゴール設定によってRASのフィルターが変わり無意識の働きも変化

 
無意識を活用する三つの鍵
  1. 現状の外にゴールを設定する」 → 無意識は“現状維持”を好むため、”意識的に非現実的”なゴールを設定することで、無意識が“探索モード”に切り替わる

  2. 臨場感を高める」  ゴールの世界に“今いるかのように感じる”ことで、無意識がその世界を“現実”として認識し始める → 映像・感覚・言語・身体性を総動員して臨場感を構築

  3. 意識的に忘れる(手放す)  ゴールを設定したら意識的な努力をやめる →  無意識がバックグラウンドで問題解決を進めてくれる →  これは「スコトーマを外す」ことにもつながる

 
 無意識が働くときの特徴
 
 1.「努力感」がない
 2.「閃き」「直感」として現れる
 3.「気付いたらできていた」状態になる
 
以上が、苫米地英人博士「無意識の使い方」の理論とメソッドの説明です。
 
 
[2]スコトーマの原理からコンフォートゾーンのずらし方まで』(2015/8/16、48分動画、13万回視聴)

 11/6(木)早朝、初めての苫米地英人博士の動画2本を見て興味を持ち、飛び起きました。以下、要点を纏めました。

 1.スコトーマ心理的盲点の正体:人間の脳は、過去の記憶価値観に基づいて現実を”選択的に認識”している。その結果、重要な情報でも”見えていない”ことがある。スコトーマは、脳幹RAS網様体賦活系)によるフィルタリングの結果。

 2.これを変えるには、現状を超えるゴールを設定臨場感を高めること。ゴールがの臨場感が高まると、現状とのズレが生まれ、スコトーマが外れる

 3.脳の97%の使い方:脳は通常、3%程度しか”意識的”に使われていない([注]文献により1%~10%の幅有り)。残りの97%は意識されない「無意識の領域」となる。この無意識の領域を活用するには”セルフトーク”(自己対話)の質を高める必要がある。「自分にはできる」という思いが無意識モードとなり、認識と行動を変える

 

[重要] 過去のモデルの「最適化」を目指すのではなくストコーマ心理的盲点)を外し、”残りの97%「無意識の領域」の脳の使い方を考える。

 

[3]臨場感を上げれば夢は叶う(2021/9/3、YouTube動画6分21秒)

  1.夢を叶えるには、夢やゴールを「既に達成している」と強く感じる臨場感を持つ

  2.「臨場感=現実を動かす力」脳が「これが現実だ」と認識する強さ、

  3.我々の無意識臨場感の高い空間を選ぶ

 
以上、苫米地博士の3本の動画の概要です。動画を見て認識した重要キーワードは、「無意識」「RAS(オープン)フィルタリング」「ストコーマを外す」「ゴール設定」「臨場感」「セルフトーク(自己対話)の質」、の7個です。
 
苫米地博士は「文理融合」型研究者で、著書や動画の中での「無意識」開拓の理論立てに際し、脳科学的メカニズムは前面に出しておられませんが、脳内に入力された情報の脳幹RASのフィルター機能が「無意識」開拓の根本原理、と認識しておられるのだろうと推察します。
 
 
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[第4章]文武両道忍者の有酸素運動を出発点とする「創造性開発モデル」
 
 ここからは私が実践する有酸素運動を軸とする「創造性開発モデル」の紹介です。以下、本ブログ第223回(2025/10/29)論考記事からの引用を含みます。
 

 [1]私が実践する日常習慣ですが、毎日1万歩のウォーキング”生活の軸”にしています。有酸素運動後は、1.心地良さ=「快」の感情、2.「心身」健康レベル向上、3.「脳」活性化、を実感しています。この「有酸素運動」効果のカニズムについては、①体内、特に脳の血流増加による十分な酸素供給、②ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン分泌、③BDGF・イリシン分泌、④神経ネットワークDMN(デフォルトモード・ネットワーク)活性化、⑤脳波”α波・θ波”優位、の相乗的作用と考えています。

 

[2]有酸素運動(=歩く瞑想)」は1日3~4回に分け、「知的生産活動」と組み合わせます。知的生産活動とは「読書(=賢者との対話)」、「内省・ジャーナリング(=書く瞑想)」、「研究ノート作成(=考える瞑想)」、「投資先掲示板投稿(=株主との対話)」、「生成AI問答(=AIとの対話)」などです。独自の手法として、通常の「静座瞑想」でなく、上記の「動的瞑想」(歩く瞑想・書く瞑想・考える瞑想)「瞑想的対話」(賢者との対話・株主との対話・AIとの対話)を取り入れています。これらの情報の個別解析と全体像を編集し、創造的OUTPUTとして2千~5千字の「ブログ論考」作品に仕上げます。ブログ毎月5~10記事を執筆し、年間100作品を超えます。ブログ開設後の2年間で225作品になりました。

 

[3]上記手法を用いて、実体験・論理・仮説を基にした「創造性開発」モデルに則り「無意識」の世界を開拓してきました。有酸素運動を軸として、「動的瞑想」「瞑想的対話」を取り入れることにより、脳内の無意識領域にある情報・アイデア同士の結び付きにより”気付き・閃き・斬新な発想”を得て、「創造性開発」に繋げています。自己表現→自己実現→自己超越(世のため人のため)=自分・家族・友人を含めた「人間幸福」がゴールになります。

 
苫米地メソッドと私の有酸素運動を出発点とする創造性開発モデル」とは手法は異なりますが、「無意識の開拓」という目的「目指す到達点(ゴール)には共通点があるのではと思います。
 
[4]「有酸素運動を出発点とする創造性開発モデル」の特徴点
 1.ゴール設定「創造性開発」=自己表現→自己実現→自己超越(世のため人のため)=自分・家族・友人を含めた「人間幸福」(基本理念「心豊かに道を究む」+行動哲学)を目指しています。創造性開発プロセスを通じての自己成長と達成感も感じています。
 
 2.臨場感
 (1)「価値観」「目的意識」の明確化については、基本理念「心豊かに道を究む」+行動指針+「不確実性の高いテーマ展開」ガイドラインを定め、適時、増補改訂しています。(参考:本ブログ愛第170回(2025/4/1)「基本理念・行動哲学」2025/4/1改訂版)
 
 (2)有酸素運動(1万歩ウォーキング)」と「知的生産活動」をセットで行い、知的生産性の向上を確認しています。
 
 (3)「静座瞑想」でなく、「動的瞑想」「瞑想的対話」を取り入れて、意識⇌無意識の「動的平衡」活性化を図っています。
 
 (4)平日昼間は「株式市場」臨戦態勢です。同時に、投資先掲示板で「株主との対話」を積極的に行っています。  
 
 
 3.意識的に忘れる(手放す):恵まれた自然環境下での「有酸素運動(毎日1万歩ウォーキング)」は、前記メカニズム(5種)により、➀心地良さ=「快」の感情、➁「心身」健康レベル向上、➂「脳」活性化、を実感しています。「有酸素運動」と「知的生産活動」のセットにより意識・無意識の”ON/OFF効果”を意図しています。
 
理詰めで「論理」中心の”座学”と自然との対話を含む有酸素運動時の「感性」の開放や「野性」を体感することにより、「理性・感性・野性」のバランスが整い、の前項目同様、意識⇌無意識の「動的平衡」の活性化を目論んでいます。

  

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[第5章」総括としての私見

 

1.「有酸素運動を出発点とする創造性開発モデル」で示した方法により、自分の欲求・価値観・目的意識に見合った情報を「無意識」領域から引き出します。脳内の「無意識」領域にある情報・アイデア同士の結び付きにより”気付き・閃き・斬新な発想”を得て、「創造性開発」に繋げています。

 

2.「有酸素運動」効果のカニズムについては前述しましたが、特に、「ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン)」分泌「無意識の世界」の扉の開度を広げる効果「感受性」を高める効果を有している[仮説1]のではないかと考えています。

更に、そのアイデアの発展として、ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン)」分泌脳幹RASフィルター機能を高めることにより、脳内の「無意識」領域にある情報・アイデアが意識化される確率が高まる[仮説2]のではないか、と考えています。

 

3.有酸素運動によるドーパミン+H&N物質」分泌効果についての仮説

(1)「仮説1」:「有酸素運動」に伴うドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン」分泌が、「無意識の世界」の扉の開度を広げる効果と「感受性」を高める効果を有しているのではないか。

 

(2)「仮説2」:「有酸素運動」に伴うドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン)」分泌が、脳幹RASフィルター機能を高めることにより、脳内の「無意識」領域にある情報・アイデアが意識化される確率が高まるのではないか。

 

4.深層心理学における氷山モデルで言えば、「意識」は海水面上=氷山の一角(僅か5%程度)で、「無意識」はその下に広がる巨大部分(95%程度)です。

「無意識の世界」には大きな可能性があります。人間の感情・思考・行動の95%は無意識が支配しています。意識が全体の5%だとしますと、無意識はその19倍のポテンシャルがあります。

AI技術の進歩に伴い、言語・論理の部分=意識領域の5%の部分はAIに代替されつつあります。今日的な人間の本質的役割は「無意識の世界」の開拓にあるのかも知れません。

 

5.「意識の世界」は、”HOW-TO”「方法」「論理」「各論」が得意です。片や「無意識の世界」は、”WHAT”「本質」「イメージ」「感性」「全体像」という言葉が思い浮かびます。開放感・ポジティブ・アイデアの宝庫・無限の可能性があるという感じがします。「勝負の神様は細部に宿る」という言葉を、「センスの神様は細部に宿る」という言葉に置き換えて、「理性・感性・野性のバランス」を重視して「無意識の世界」の開拓を進めたいと思います。

 

今後、人間の本能・本性・本質を探りつつ、行動原理を「合目的性」「試行錯誤」「動的平衡」と捉えて、本ブログ主題/副題の中で、「無意識の世界」開拓を最重点テーマとして展開していきたいと思います。

 

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[備考]11月上旬「文献・動画調査」経緯(備忘録) 

11/1(土)五感からの情報をRASフィルターで選別」という情報に対し、ドーパミン関与を直感

11/1-11/2(日) 「報酬系はRASと連動」「RAS概説・感受性とRASの関係」「RASの選別精度・Libet研究」「RASの構造と機能」関連調査 

11/2(日) 「RAS」文献3+「無意識」文献2=計5件チェック

11/3(月) 「RASオープン」=「無意識の世界の扉を広げる」と同義を確信

11/3(月) 青山龍氏(苫米地式認定コーチ)RAS動画チェック

11/4(火) 扁桃体・海馬の機能」「神経伝達物質の役割」

  [11/4(火)-11/5(水) 別件テーマ 「佐藤航陽」「意識⇌無意識、動的平衡

11/6(木) 早朝、苫米地英人博士の動画2本を見て飛び起き

  「スコトーマの原理からコンフォートゾーンのずらし方まで(6年前の作品、13万回視聴)

  「苫米地メソッド”ストコーマの原理”」2024./4/18、20分41秒動画、7.8万回視聴)

11/6(木) 博士動画「スコトーマの原理」情報場→「有機電子論」の”情報版”との認識

11/6(木) 「ホメオスタシス」「ゲシュタルト」=全体像(脳は単純な足し算でなく、意味あるまとまりとして世界を認識)

11/7(金) 博士動画「臨場感を上げれば夢は叶う」(2021/9/3、YouTube動画6分21秒)

11/7(金) 「RAS文献」再考

11/8(土) 「RAS機能にドーパミンが関与する可能性 文献調査」 

11/8(土) 「情報空間と情報密度、遷移状態、全体像MAP化」

11/9(日) 博士動画『苫米地メソッド「無意識の使い方」』

11/10(月)本ブログ第226回「論考記事」仕上げ

 

 

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第225回ー「有酸素運動」を生活習慣の軸にした文武両道忍者の『知的創造モデル』改訂版ー

先日、Microsoft社の生成AI”Copilot”との問答の中で、『脳は、五感からの情報をRAS網様体賦活系)というフィルターで選別し、「重要」と判断したものだけを意識に上げます。つまり五感の情報のほとんどは無意識に処理され、意識には”編集済みの一部”しか届かない。』、という情報を得ました。

 

この情報から、私が日々実践している1万歩のウォーキングでは、有酸素運動で分泌する「ドーパミン(+H&N物質)」がこのRASのフィルター機能を促進しているのではないか”という「仮説」です。瞬間的な閃きを感じました。アハ!体験です。

 

昨日までの11月3連休はRASについての文献調査にエネルギーを費やしました。私の仮説である、有酸素運動で「ドーパミン(+H&N物質)」が分泌されることにより、「無意識の世界」「扉の開度」「感受性」が高まり、無意識領域にある情報やアイデアが「意識」に上がってくる”、という感覚的表現”メカニズムの謎”が解けたような気がします。

 

私の「思考プロセス」手法ですが、頭の中でイデアが閃いたら、先ずメモ用紙にキーワードを”殴り書き”します。その後、丁寧な言語選び文章化を進めます。その際、外に出てウォーキング中にイデアや感覚・論理を整理することも多いです。家に戻ったら文章を纏め、その日の内に”論考原案”を仕上げますが、一晩寝かせて翌日に最終案を仕上げることも多いです。追加の文献調査や具体的な事象確認することもあります。

 

兎に角、閃きは即時OUTPUTに限ります。直感やイメージは「無意識の世界」に任せて、論理の組み立てはゆっくり後からでOKです。その方が”理詰め”で考えるより効率的且つ作品の質が高くなることが多いです。客観的には”論理の飛躍”があるとみられることもありますが、自分の「無意識の世界」では論理が繋がっているのです。

最終的に、意識化された「現実の世界」に舞い戻り、論考内容の体裁を整えます。「仮説」「イメージ」が先で、「理論化」「確認」は後です。「現実の世界」=意識の世界よりも「無意識の世界」「感性」「感覚」「イメージ」からの「直観」の方を信頼しています。

 

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文武両道忍者の『知的創造モデル(仮説)』改訂版(2025/11/2)

立山連峰を望む恵まれた自然環境下毎日1万歩有酸素運動が出発点です。自分の価値観による目的意識と問題意識を持って「感受性」を高め、意識⇌無意識の「動的平衡振幅・頻度・スピードの大きさを活かすことにより、「無意識」領域の情報・アイデアの「意識化」を目論んでいます。

 

有酸素運動によるドーパミン+H&N物質」の分泌は「無意識の世界」の「扉の開度」の大小と、「感受性」の高さ・豊かさ・深さに影響を与えます。五感や五感以外の身体感覚・内的感覚・直感からの情報の中から、脳幹に存在する神経ネットワークRAS網様体賦活系)の脳内フィルターの働きにより、重要と判断されたものだけが意識に上げられます。この際、ドーパミン+H&N物質」の分泌が報酬系と連動するRASの情報選別に影響を与えます

 

有酸素運動」→「ドーパミン+H&N物質」分泌→「認知機能」向上→「RAS選別精度・覚醒レベル高まり」→「意識化される情報の質」変化、という流れが想定されます。

 

「無意識の世界」の意識化により得られる「気付き・閃き・斬新な発想」は「創造性開発」に繋がります。得られた「創造的アウトプット作品」による自己表現→自己実現→自己超越(世のため人のため)のフロー完成を目指しています。』

 

ポイント

1.「有酸素運動」による「ドーパミン+H&N物質」分泌効果+「RAS機能」。

2.「自然との対話」と自分なりの価値観・目的意識・問題意識を持って「感受性」を高めること。

3.「脳の仕組み」を活かして、良質の「気付き・閃き・斬新な発想」を「創造性開発」に繋げること。

 

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文武両道忍者の『知的創造モデル(仮説)』改訂版”フロー形式”(2025/11/3)

「人間の欲求」(生存/安全+食事・運動・睡眠+「快感」原則

1.「有酸素運動(人間は動き回るのが「自然」本来の姿)

2.「有酸素運動効果」➀身体(含む脳内)血流増加、➁ドーパミン+H&N物質分泌、➂BDNF・イリシン分泌、➃神経ネットワークDMN最適化、➄脳波α波・θ波優位

3.「RAS活性化」

4.「意識⇌無意識」:”動的平衡(振幅・頻度・スピード最適化)

5.「無意識の世界」「扉開度」「感受性」高まり

6.「気付き・閃き・斬新な発想」

7.「創造性開発」

8.「自己表現(創造性アウトプット作品)」

9.「自己実現

10.「自己超越(世のため人のため)

 

備考

1.日常的な学びを通じて、「自由思考技術力リベラルアーツを高めつつ、価値観・問題意識・問題意識を明確化結果として、RAS機能をフル活用

2.有酸素運動」とセットで「動的瞑想」「瞑想的対話」実践により、知的生産性向上。具体的には、「動的瞑想」歩く瞑想(哲学散歩)書く瞑想(内省・ジャーナリング考える瞑想(研究ノート作成)「瞑想的対話」読書=賢者との対話生成AI問答=AIとの対話投資先掲示板投稿=株主との対話、を日常習慣化。

3.「創造的アウトプット」として、「ブログ論考」毎月5~10記事(2千~5千字)を執筆、2年間で論考224記事を作品化

 

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今日2025/11/4が、ブログ開設2年目の最終日です。今回の記事がブログ主題「スポーツ(運動)と脳科学」、副題「人間研究」の2年間の総括作品でもあります。

 

明日から始まる3年目の展開が楽しみです。最近の興味は「無意識(・暗黙知の世界」「身体感覚と身体知」「感受性・センスの本質」の3テーマでしたが、ここ数日で、新たに「RAS研究」というテーマが加わりました。更に、神経伝達物質ドーパミン+H&N物質の高度活用」という大胆なテーマ展開の可能性も感じています。

これら5テーマの掘り下げは、ブログ副題の「人間の本能・本性・本質を探る=人間研究」に繋がると期待しています。

 

 

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第224回ー「有酸素運動」は「ドーパミン+H&N物質」分泌により意識⇌無意識の「動的平衡」を活性化させ「創造性開発」に繋がるという仮説ー

 今回は、私の自説・持論=単なる”独り言”です。意識⇌無意識の往復運動動的平衡と効果に関する話題で、論理の飛躍を伴う大胆な「仮説」を盛り込みました。

 

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有酸素運動と知的生産活動との組み合わせ

 私のブログ記事執筆法は、毎日1万歩の有酸素運動を取り入れ、自分の頭の中の「無意識の世界」に眠っている情報を「顕在意識化」し、幾つかのイデア同士を結び付けて言語化・文章化していくという独自の手法です。

有酸素運動の種類は、スポーツや庭仕事などでも良いのですが、恵まれた自然環境下でのウォーキングが一番です。「運動強度」「継続性」のバランスと「知的生産との組み合わせ効果」からランニングよりもウォーキングが適していると言えます。長年の経験でウォーキング後は「知的生産の質が向上する」ことを実感しています。

有酸素運動は人間の本能・本性・本質に見合った行動です。

 

人間の欲求

 人間は、「基本的欲求」として「快」の感情を求める動物です。

人間の行動原理は、1.「合目的性」(目的意識)、2.「試行錯誤」、の2点が重要と考えています。また生命体の根本原理として、3.動的平衡があります。「人間の本能・本性・本質を探る(=人間研究)上で、この3つの原理に注目しています。

 

動的平衡と脳内プロセス

 3つの原理の内、特に動的平衡を重要視しています。”人間は動き回るのが「自然」本来の姿”です。動き回る身体部位としては、先ず”体全体”の運動が挙げられますが、”手足指・内臓・血液”などの他、特に”脳神経部位”の活動が重要です。情報装置としての脳は「入出力系」と見ることができます。

 

通常、外部から得られる情報は五感(知覚)を通して脳に入力されます。五感は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。得られた情報は、「感じる」「思う」「考える」という脳内プロセスを経て、筋収縮運動として「話す」「書く」「行動する」などの運動が”外部出力”になります。「感じる」「思う」「考える」”脳内出力”と言われます。

 

脳内プロセスとして「感じる」「思う」「考える」の循環(フィードバック)も起こります。「感じる」「思う」「考える」→「感じる」「思う」「考える」の繰り返しですが、「感じる」⇌「思う」⇌「考える」の動的平衡と表現できます。これら”脳内出力”は、知的能力が高く頭の回転が速い人は、脳内”高速運動”によりパーフォマンスを高めることができます。

 

化学物質の放出

 筋収縮運動と同時に「化学物質の放出」が起こります。放出される化学物質の中で、特に重要なのは、私たちを人間たらしめている神経伝達物質ドーパミンです。予想外の良い出来事(報酬予測誤差)によりドーパミンが分泌され、私たちは”ワクワク感”を感じます。ドーパミンの活性化は快感を伴います。これが人間の行動力を推進することに繋がります。

 

ドーパミン効果の持続性を高めるにはH&N物質(Here&Now=”今ここ"の意味)と呼ばれるセロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンの分泌が有効です。ドーパミンの本質は”未来志向”の期待物質であるのに対し、H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンは”現在志向”の神経伝達物質です。ドーパミンのもたらす期待の快楽とは対照的に、H&N物質は感覚や感情から生まれる喜びをもたらします。

 

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有酸素運動と無意識⇌顕在意識の動的平衡

 有酸素運動の効果に関し動的平衡に着目します。「人間は動き回るのが”自然”本来の姿」なので、この動的平衡」は情報系としての脳の入出力系にも及ぶことになります。

動的平衡」という生命体の基本原理に関し、ドーパミン+H&N物質」分泌「無意識の顕在意識化」「無意識⇌顕在意識の動的平衡」を活性化させるのではないかと考えています。

 

ドーパミン+H&N物質」分泌効果と「創造性開発」

 「ドーパミン+H&N物質」分泌が、1.「無意識の世界」の「扉の開度」を広げ、且つ、2.「感受性」を高めることに繋がる結果、3.日常的な知的生産の成果である「自由思考技術力リベラルアーツ(=教養)の中の幾つかのイデア同士を結びつけることにより、気付き・閃き・斬新な発想が浮かぶという仮説です。

結果、創造性を高め自己表現→自己実現→自己超越(世のため人のため)自分を含めた「人間幸福」への道に繋がると考えています。

 

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以上、有酸素運動」が「ドーパミン+H&N物質」分泌により意識⇌無意識の「動的平衡」を活性化させ、「創造性開発」に繋がるという仮説です。

ドーパミン+H&N物質」分泌が、個々人の生活の質を高め、達成感や成功体験をもたらし、究極的なパーフォマンスの確度を高めることを最大限活用していきたいと思います。

 

最後に、今回(10月末)の論考記事がブログ開設2年目の最終作品です。11月からのブログ展開3年目は、神経伝達物質ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン)の高度利用という大胆なテーマに挑戦したいと考えています。

 

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参考文献

 養老孟司著「唯脳論(1998年・筑摩書房)・考えるヒト(2015年・筑摩書房

 福岡伸一著「新版動的平衡(2017年・小学館

 ダニエル・Z・リーバーマン、マイケル・E・ロング著「もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学(2020年・インターシフト)

「スポーツ(運動)と脳科学」副題「人間研究」第223回ー「有酸素運動」を出発点とする「創造性開発」モデルー

私自身の生活習慣ですが、毎日1万歩のウォーキング”生活の軸”にしています。有酸素運動後は、1.心地良さ=「快」の感情、2.「心身」健康レベル向上、3.「脳」活性化、を実感しています。この有酸素運動効果のカニズムについては、①体内、特に脳の血流増加による十分な酸素供給、②ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシン分泌、③BDGF・イリシン分泌、④神経ネットワークDMN(デフォルトモード・ネットワーク)活性化、⑤脳波・α波θ波優位、の相乗的作用と考えています。

 

有酸素運動(=歩く瞑想)」は1日3~4回に分け、「知的生産活動」を組み合わせます。知的生産活動とは「読書(=賢者との対話)」、「内省・ジャーナリング(=書く瞑想)」、「研究ノート作成(=考える瞑想)」、「投資先掲示板投稿(=株主との対話)」、「生成AI問答(=AIとの対話)」などです。独自の手法として「動的瞑想」と「瞑想的対話」を取り入れ、これらの情報を解析・編集の上、2千~5千字の「ブログ論考」作品に繋げます。ブログは毎月5~10論考を執筆し、年間100作品を超え、通算223記事になります。

 

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今回、上記実体験・論理・仮説を基にした「創造性開発」フローを作成しました。

 

有酸素運動出発点とする「創造性開発」モデル

 

『「人間の欲求」=「快」の感情→「目的意識」→ドーパミン分泌(意欲・集中・達成感)セロトニン分泌(=自然体:安心・リズム)→βエンドルフィン分泌(=満足感:幸福・充足)オキシトシン分泌(=共感と絆:信頼・感謝・協働)→「創造性開発」

 

→「目的意識」以下繰り返し、「循環」スパイラルアップ)』

 

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今回の記事は、2023年11月に開設した「スポーツ(運動)と脳科学という主題と、その後追加した副題「人間研究」についてのブログ論考2年間の中間総括です。

 

最近の興味は、「無意識暗黙知の世界」「身体感覚と身体知」「感受性(センス)の本質」、それに「人間の本能・本性・本質を探る=人間研究」という課題です。その謎を解きながら、11月からのブログ展開3年目は、神経伝達物質ドーパミン+H&N物質セロトニン・βエンドルフィン・オキシトシンの高度利用という大胆なテーマに挑戦したいと考えています。