「スポーツ(運動)と脳科学」第83回ーリズム感と脳内物質セロトニンについてー

リズム運動は脳内物質セロトニンの活性化をもたらすという脳科学の知見があります(東大医学部卒有田秀穂医師、樺沢紫苑精神科医他)。そもそも自然界は、太陽系の地球の自転・公転により、年間の四季や昼夜24時間の繰り返しなど一定のリズムで成り立ってい…

「スポーツ(運動)と脳科学」第82回ー「正しい呼吸」で心や感情をコントロールし、健康で充実した人生を!ー

人間という生命体が生命(いのち)を維持するための基本要素として、 1.食事(栄養分・水分)、2.睡眠(含む休息)、3.呼吸(O2⇋CO2ガス交換)、4.有酸素運動(生活行動を含む)、5.太陽エネルギー(熱・光)、が挙げられるでしょうか。 「三つ子…

「スポーツ(運動)と脳科学」第81回ー「有酸素運動」研究ー

立山連峰を望む恵まれた自然環境の下、毎日1万歩のウォーキングを続けています。①心地良さ=「快」の感情と、②「心身健康」維持向上と、③「脳」活性化という効果を実感しながら、有酸素運動を毎日の生活の軸にしています。 今回はその「有酸素運動」につい…

「スポーツ(運動)と脳科学」第80回ー「快」の感情が行動の推進力、人間は体を動かすのが自然「本来の姿」ー

前回のブログで、YAMAP代表・春山慶彦氏の『自然体験しつつ、自分の命の「ときめき」に素直に生きる』についてご紹介しました。これは、神話学者・キャンベル氏の ”Follow your bliss”という言葉を意訳したものです。”bliss”は「無上の喜び」という意味です…

「スポーツ(運動)と脳科学」第79回ー自然体験しつつ、自分の命の「ときめき」に素直に生きるー

人間という生命体が生命を維持するための基本要素について考えてみます。 1.食事(栄養分・水分)、2.睡眠(含む休息)、3.呼吸(O2⇋CO2ガス交換)、4.有酸素運動(生活行動を含む)、5.太陽エネルギー(熱・光)、が挙げられるでしょうか。 この…

「スポーツ(運動)と脳科学」第78回ー長期構想に沿い、当面の目標に主体的に取り組むー

若い頃、海外通の上司(研究部長)から良い話を伺いました。欧米企業の「新製品」研究開発(R&D)では、Vision(長期構想)/Target(短期目標)/Initiative(主導権・主体性)の3点を押さえてPJ推進するという話です。この考え方は今まで様々な場面で…

「スポーツ(運動)と脳科学」第77回ー自然(体)・自由(技術)・自分(軸)と「自己成長の螺旋」ー

自分の価値観の中で重きを置く「自」が付く言葉が3つあります。「自然(体)」「自由(技術)」「自分(軸)」です。 「自然」は文字通りの名詞”nature”の他、形容詞"natural”自然な、副詞"naturally”自然に、という言葉を文章の中で良く使います。また「自…

「スポーツ(運動)と脳科学」第76回ー皆んな、人間研究者だ!ー

皆んな、自分の人生の経営者だ 皆んな、自分の人生のデザイナーだ 皆んな、自分の人生のアスリートだ 思い通りの人生を 経営し、デザインし、動き回ろう! 仕事・学業・家事・趣味・スポーツ・芸術 好きなテーマの研究は楽しい そうだ、皆んな、人間研究者だ…

「スポーツ(運動)と脳科学」第75回-心に響く言葉を生み出す技術ー

日本経済新聞(2024/4/7)に、「言葉にできる」は武器になる。という本の広告が載っていました。本のタイトルに惹かれ、早速、図書館に貸出しを申し込みました。著者梅田悟司さんは電通出身の有名なコピーライターで、上智大理工系大学院修了という変わった…

「スポーツ(運動)と脳科学」第74回ー有酸素運動を軸にした生活モデル 改訂版ー              

本ブログの「スポーツ(運動)と脳科学」という主題は、毎日1万歩のウォーキングが出発点です。有酸素運動後の「快」の感情と心身健康の管理レベルの向上に加え、脳活性化による「創造的なアウトプット」作品の質を高めたい、という思いがあります。 今回は…

「スポーツ(運動)と脳科学」第73回ー近藤麻理恵著「人生がときめく片づけの魔法」と人生哲学ー

世界40か国で翻訳され1,300万部を売り上げたという、近藤麻理恵著「人生がときめく片づけの魔法」(2010/12/27、サンマーク出版)を読みました。多くの方(特に女性)にとって有名な本と思いますが、私なりに「男」視点で要点を纏め、相当な飛躍や新たな観点…

「スポーツ(運動)と脳科学」第72回ー元気を貰える有名人の活躍に期待ー

「元気」とは、生き生きとした活動の源となる気力、生き生きと盛んに活動する力、と国語辞典に書いてあります。「元気溌剌」で毎日を過ごしたいですね。 そんな元気を与えてくれる有名人を3人挙げてみます。 その筆頭は、勿論、MLB大谷翔平選手(29歳)です…

「スポーツ(運動)と脳科学」第71回ー新聞週間と情報の活かし方ー

4/6から「春の新聞週間」が始まりました。我が家では新聞を2紙購読しています。私は日本経済新聞(月額4千円)、妻は読売新聞(月額3千4百円)です。妻は広く浅く時間をかけて一般紙を読んでいる様です。私は、興味ある記事や特集に絞り込み、深く掘り下げる…

「スポーツ(運動)と脳科学」第70回ー脳科学と哲学の融合で得た生活習慣と4M仕事術ー

出発点は株式投資、5年前です。「株」の道を突き詰めると「投資家(=人間)心理」研究がポイントということがわかりました。”HOW-TO”=「技術」と思っていた「株」は、実はそうではなく”WHAT”=「物事の本質」を見極めること、が重要であると認識しました…

「スポーツ(運動)と脳科学」第69回ー自然環境と有酸素運動と野性ー

自然散策に絶好の季節、毎日1万歩のウォーキングは2~3回に分け、合計80分です。今日は我が家の目の前の、季節になると蛍が乱舞する俗称「蛍川」べりの街路樹の桜が五分咲きでした。自然公園のコブシの花は満開でした。あと2カ月くらいは美しい草花と新緑が…

「スポーツ(運動)と脳科学」第68回ー自由になるための技術「リベラルアーツ」=教養ー

今、個人的に興味持っているキーワードは、「自然(・環境・生命)」「自らの人生の経営者(=主体性)」「自由技術」の3つ、共に接頭語が「自」です。基本理念の「心豊かに自らの道を究む」の延長線上の言葉です。 1.「自然(環境・生命)」 子供の頃から…

「スポーツ(運動)と脳科学」第67回ー新年度に向け「心豊かに自らの道を究む」基本理念と行動哲学を改訂ー

2024年「新年度」展開に向け、「心豊かに自らの道を究む」基本理念と行動哲学を増補改訂しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・ [基本理念] 心豊かに自らの道を究む 個別テーマ□□□については、心豊かに□□□の道を究む [行動哲学] 基本フロー 1.自然…

「スポーツ(運動)と脳科学」第66回ー行動経済学の先駆者ダニエル・カーネマン氏を偲ぶー

心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞した、行動経済学の先駆者プリンストン大学名誉教授ダニエル・カーネマン氏(90歳)の訃報記事が新聞に載りました。思わず名著「ファスト&スロー」の文庫本を手にしました。本書は「意思決定」メカニズムを徹底解剖し…

「スポーツ(運動)と脳科学」第65回ー23年度末にブログ基礎資料整理と新展開に向けてー

2023年度末を迎えます。投資先の「株」配当権利が確定し一段落、今日は、これまでのブログ記事の纏めと今後の展望を書くことにしました。 本ブログは昨秋11/5に記事投稿をスタートして5カ月になります。読者の皆様のサポートがあり、65記事目になります。当…

「スポーツ(運動)と脳科学」第64回ー自然の理とリズム感ー

第57回ブログー福岡伸一博士からの学びーの中で、私の中間総括として「自然の摂理は人間のすべてを包み込むことができる」と記しました。 その延長線上で、松下幸之助の「道をひらく」という小冊子を手にしました。初版は1968年(昭和43年)で「珠玉の随筆集…

「スポーツ(運動)と脳科学」第63回ー尊富士関「優勝」おめでとうございますー

尊富士は凄いな! 前日右足首を捻挫負傷した尊富士が怪我を押して出場した大相撲春場所千秋楽の土俵で、豪ノ山相手に攻め切り初優勝を決めた。世紀の大一番に、思わず涙がこぼれた。 「幕尻」東前頭17枚目の尊富士(24歳)の記録だが、新入幕力士の優勝は110…

「スポーツ(運動)と脳科学」第62回ーメモ書きはアイデア源「創造性開発」の出発点ー

「書く瞑想」という本が出版されています。面白そうなので図書館に貸出申込みをしたのですが、予約待ち10件ということで、まだ読んでいません。世の中の本を読んでから後追いで行動するのではなく、自分で主体的に発想し行動することを潔しとするタイプなの…

「スポーツ(運動)と脳科学」第61回ー福岡伸一博士の5冊目の本を読んでますー

分子生物学者・福岡伸一博士の5冊目の本を読んでます。「新版動的平衡」(2017/6/5、小学館)頁数:319頁、定価:1,000円(税別)という本です。正確に言うと、福岡博士が、自ら主著という2009年の単行本「動的平衡」を新書化したもので、修正・加筆の上、新…

「スポーツ(運動)と脳科学」第60回     ーコヴィー著「7つの習慣」は一生役に立つ本ー

全世界で3,000万部、日本でも累計200万部売り上げのベストセラー&ロングセラー、スティーブン・R・コヴィー著「完訳 7つの習慣」(2013/8/30、キングベアー出版)、頁数:520頁、定価:2,200円(税別)は、「人生論」「幸福論」として最高の本です。 個々…

「スポーツ(運動)と脳科学」第59回ー無意識を鍛えると、意思決定が9割良くなるー

茂木健一郎著「意思決定が9割良くなる無意識の鍛え方」(2022/4/28、KA DOKAWA)、頁数:191頁、定価:1,400円(税別)、という本を読んだのは1月中旬ですが、ブログ記事にするのに2カ月かかりました。 関連書も読んだり裏付けを取りながら読書記録を作成…

「スポーツ(運動)と脳科学」第58回-福岡博士の朝日新聞連載作品集「ゆく川の流れは、動的平衡」-

福岡伸一博士の朝日新聞連載作品を集めた「ゆく川の流れは、動的平衡」という本があります。前回記事「動的平衡2」はガッツリ本だったので、並行してパラ読みし自分の読書リズムを整えていました。「600字程度のエッセー」集なので、割と気軽に福岡博士の世…

「スポーツ(運動)と脳科学」第57回-福岡伸一博士からの学び(「新版 動的平衡2」を読みながら)-

自然界の生命現象を「動的平衡」と捉える学者・福岡伸一博士から多くの学びを得ています。2月下旬から何回か、本ブログで取り上げてきました。 2/26(第43回)「動的平衡3」書から得た3つの価値観 3/5(第50回) 「センス・オブ・ワンダー」 3/7(第52回)…

「スポーツ(運動)と脳科学」第56回ー第六感を大切にしたいと思いますー

「第六感」という言葉は、基本的に、五感を超えるもので、物事の本質を掴む心の働き、のことを指しています。西洋的な概念だそうで、類義語として、インスピレーション、勘、直感、霊感などがあります。 私の場合、若い頃からの「第六感」的?な価値判断基準…

「スポーツ(運動)と脳科学」第55回ー心豊かに自らの道を究む(基本理念と行動哲学他)ー

ここ1年、養老孟司・福岡伸一両先生の作品(著作・講演・記事)から、人間(・生命)についての3つの原理を学びました。私にとって極めて重要な「知見(結果)」ですが、それ以上に、自分の学びの中でその結果を得るに至った「プロセス」を大事にしたいと思…

「スポーツ(運動)と脳科学」第54回ー第六感に響いた言葉を集めてみましたー

本を読んだり、ネット記事を見たり、テレビやYouTubeを視聴したりする中で、第六感に響いた言葉を、メモ用紙に書き殴ることを習慣にしています。それを暇な時間に「結構真面目に」パソコン(Excel)や研究ノートに整理しておくと結構役に立ちます。 点の情報…