「スポーツ(運動)と脳科学」第72回ー元気を貰える有名人の活躍に期待ー

「元気」とは、生き生きとした活動の源となる気力、生き生きと盛んに活動する力、と国語辞典に書いてあります。「元気溌剌」で毎日を過ごしたいですね。

 

そんな元気を与えてくれる有名人を3人挙げてみます。

その筆頭は、勿論、MLB大谷翔平選手(29歳)です。老若男女を問わず、衆目の一致するところでしょうか。本ブログ第27回(2024/2/2)「文武両道 世界レベルの日本人アスリートの人間力」に取り上げた文章の一部を引用させていただきます。

『誰もが認める現代スポーツ界最高のアスリート。恵まれた体格と運動能力は勿論「超一流の素材」ですが、ご両親を始め、中学時代の監督、花巻東高校時代の佐々木監督の教えを自分のモノにしてきた本人の知性/哲学と行動力は素晴らしいです。また佐々木監督の指導で作成した「人生目標管理シート」は見事な作品ですし、その夢を実現してしまう人間力の大きさは尊敬に値します。』

 

2人目は、女子水泳パリ五輪平泳ぎ代表・鈴木聡美選手(33歳)です。鈴木選手は2012年ロンドン五輪でメダル3個を獲得しました。その12年後の、今年のパリ五輪代表選考会で自己ベストを更新し、見事3回目の五輪代表の座を勝ち取りました。勝利後のインタビューでも心技体の充実ぶりが伺えます。

 

3人目はNHK夜7時のニュースキャスターに抜擢された副島萌生アナウンサー(32歳)です。スポーツ選手ではないのですが、身体を動かしたり思い切り歌うことが好きで、趣味はバレエ・ダンスだそうです。以前からスポーツニュースで活躍する姿は適役でした。ご両親が医師で、才色兼備の元気アナです。

 

3人の共通点は、①自然体で素直、②前向きで明るい、③美形(姿形・容姿・雰囲気)、④賢そう、⑤自分の軸を持っている、等でしょうか。それに加えて、⑥行動力や強さがある、ことも大事な点かと思います。

 

「心技体」「知情意」のバランスが良くて、私流の表現を使えば、「自然体」で「個々人の哲学」という土台の上に「知性/感性/野性」のバランスが取れている人、という感じです。

脳科学的に見れば、向上心やモチベーション、記憶や学習能力、運動機能に関与するドーパミン物事への意欲の源、生存本能を司るノルアドレナリン精神を安定させノルアドレナリンドーパミンの分泌をコントロールして暴走を抑える役割のセロトニン、の三大神経伝達物質のバランスが取れている状態では、と勝手にイメージしています。

 

彼・彼女達が広く社会に元気を与える姿に皆が憧れ、国民的「人気者」になっています。この「元気」さは人々に伝播します。その「人間力」が周囲に与えるエネルギーは、ある意味、無限大かも知れません。

若者が活躍する姿に感動し、心が動き、元気を貰う。楽しい・面白い・良いな!=興味・関心・好奇心が、人々の前向きな行動のきっかけになる、個人的にも具体的な行動を自己成長に繋げたいと考えています。