「株式投資」は知的スポーツの一つと捉えています。
株式投資家は投資先企業の経営者の一人です。また「企業経営」分析と「投資家心理」を理解しながら、投資家自らが意思決定していく妙味があります。
今回は、本ブログの第19回株式投資「銘柄の選び方」の続編として、株式投資の厳選15名の専門家の方々が書いた参考書のご紹介です。
「株」に興味が有る方は、先ずは自分で本屋へ行き、楽な気持ちで、株に興味が湧き、株が好きになりそうな本を1冊選んでください。何事も出発点は興味・好奇心からです。 次に、ネット検索で「株」関連のYouTube動画を見て、自分の投資イメージを豊かにしてください。証券口座取得と投資資金は別途ご準備ください。
では本題の参考書一覧です。
1 足立武志著「ファンダメンタル投資の教科書」(2012/4/15、ダイヤモンド社)、「株価チャートの教科書」(2015/6/25、ダイヤモンド社)、「お金偏差値30からの株式投資」(2021/1/1、扶桑社)・・・2冊の教科書は基本書として役に立つと思います。
2 アレキサンダー・エルダー著「投資苑」(2000/8/22、パンローリング)・・・分厚い5,800円の本ですが、ロングセラー名著です。
3 伊藤智博著「テクニカル指標の読み方・使い方」(2004/10/1、日本実業出版社)
4 福永博之著「テクニカル分析最強の組み合わせ術」(2018/6/18、日本経済新聞出版社)
5 山口揚平著「新しい株の本」(2005/7/20、ランダムハウス講談社)
6 奥野一成 著「教養としての投資」(2020/5/27、ダイヤモンド社)、「投資家の思考法」(2022/9/9、ダイヤモンド社)
7 藤野英人著「投資家がお金よりも大切にしていること」(2013/2/25、講談社) 、「プロ投資家の先の先を読む思考法」(2022/5/11、クロスメディア・パブリッシング )
8 田渕直也著「不確実性超入門」(2021/10/1、日経BP)
9 メアリー・バフェット著「バフェットの銘柄選択術」 (2002/5/20、日本経済新聞出版社)
10 ウィリアム・J・オニール 著「オニールの成長株発掘法」(2011/5/3、パンローリング)
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11~14は経営本です。
11 楠木建著「ストーリーとしての競争戦略」(2010/5/6、東洋経済新報社)
12 中神康議著「三位一体の経営」 (2020/11/24、ダイヤモンド社)・・・解説の「長期」の本質(一橋大・楠木建教授)は必読です。
13 岩尾俊兵著「日本企業はなぜ強みを捨てるのか」(2023/10/30、光文社)、「13歳からの経営の教科書」、「世界は経営でできている」(2024/1/20、講談社)
14 ジム・コリンズ著「ビジョナリーカンパニー」(1995/9/29、日経BP)
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最後の15は心理学者でノーベル経済学賞を受賞したカーネマンの書です。全800頁超ですが、序論・結論と明大友野教授の「解説」は読む価値大です。
15 ダニエル・カーネマン著「ファスト&スロー上下」(2014/6/25、早川書房)
株式投資は、「自調・自考」+「自責・自行」、という考え方が基本だと思います。 自分で調べ、自分で考えたことを、自己責任で意思決定し、自ら行動実践する、という意味です。
その上で、4M視点で全体管理することが必要かと思います。
MIND 自分の投資哲学・投資スタイルの確立
MONEY 資金調達及び利益管理
METHOD 投資手法、銘柄選択と売買技術に大別
MANAGEMENT 総合管理
「 貯蓄から投資へ」という時代背景もあり、投資家の一人として、株式市場の動向を興味深く見守っていきたいと思います。