前回のブログ冒頭で挙げた、個人的な「脳科学」への興味の2点、
1.現代の脳科学が心理学や哲学の学びをどこまで解明できるか
2.神経伝達物質の作用と人間研究への応用
は「攻め」のテーマですが、もう1点「守り」のテーマを付け加えますと、
3.人間社会のストレス対策とウェル・ビーイング、になります。心身の健康管理と脳の活性化にはストレス対策は欠かせません。
今回は3年前に読んだ、樺沢紫苑著「ストレスフリー超大全」の読書記録を元に、現時点での進捗状況を評価し、若干の考察を加えました。
「ストレスフリー超大全」(2020/7/1、ダイヤモンド社)、頁数:344頁、価格:1,600円(税別)、Amazon評価:4.3、楽天評価:4.41、個人評価:4.7 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
樺沢紫苑「ストレスフリー超大全」(読書記録) 2020/7/4(SAT)
序
2020/7/3 第1刷予約購入後、当日夜と翌日午前に全344頁を読み、午後に読書記録作成、以下気付き部分を中心に纏め
概要「赤」付箋 [5項目]
1.学びのステージを示す「守破離」(151頁)
学問・ビジネス・スポーツ、全ての「学び」の基本法則
型を守る
型を破る
型を離れる
2.先ずすべきことは、とにかく「何か」を始めてみること(177頁)
3.人生を楽しむ人になる方法(314頁)
「人生を楽しむ人」の共通点は「素直さ」、偏見や先入観を持たず「ニュートラル(中立)」状態になること
4.「幸せ」を手に入れる方法(330頁)→ 行動計画1「現状ルーチン継続」
3種類の幸せ
①「セロトニン」的幸福 「安らぎ」「いやし」「気分」の幸福感
②「オキシトシン」的幸福 「つながり」の幸福感
③「ドーパミン」的幸福 「やる気」による幸福感
目標を達成した時に分泌される「成功」物質
5.「生き方」で重要なエッセンス(337頁)
1)「それでいい」を口癖にする 「自己肯定」の世界の住人
2)「今」にフォーカスして生きる「今日」やるべきことを「今日」やる
3)自分で決めて「自分の人生」を生きる アウトプット力を鍛える
4)自分を大切にして生きる 自分>家族>仕事
5)自分から心を開き「相談」をする 他人の意見を聞きながら、最後は自分で決める
6)必ず「動きながら」考える ToDoを見つけ、「小さな行動」を積み上げ
7)毎日を「ポジティブ」に締めくくる 「3行ポジティブ日記」
→ 行動計画2「毎日ToDo実践+月次展開」
特記「黄」付箋[7項目]
A.好意の1対2対7の法則 (72頁)
10人中、1人は批評家(嫌いな人)、2人は良い人、残り7人は中立。 貴方を嫌い批評する人が1人いる場合、貴方を応援している人は9倍もいる。
他人と過去は変えられない 他人の感情は自分でコントロールできないが、人間関係は変えられる
B.会社はあなたの舞台、そこでスーパーサラリーマンを演じれば良い (82頁)、本音←→建前、本音と感情を分けて考える
C.人間関係のトラブルは、「課題の分離」ができると、ストレスは大きく解消される(90頁)、他人の課題に立ち入らずに「見守る」
D.マズローの5段階欲求説(164頁)
生理的・安全欲求「ライスワーク」
→ 社会的・承認欲求「ライクワーク」
→自己実現欲求「ライフワーク」
→ 行動計画3「段を踏んでライフワーク」
E.バランスを取った読書術「3点読み」賛成・反対・中立、先入観を取り除きニュートラル(中立)な視点 (171頁)
F.運動の計り知れない効果 → 行動計画4「ウォーキング継続」
運動の効果は、「病気の予防」と「ダイエット」だけに限らず、「頭が良くなる」「仕事のパーフォマンスが上がる」「感情が安定する」など、メリットづくし (217頁)
G.健康的なダイエット法は、「良く噛んで、時間をかけて食べる」(237頁) → 行動計画5「良く噛む(毎食実行)」
参考書「青」付箋 [5書籍]
羽生善治「決断力」(KADOKAWA) 53頁 →行動計画6「羽生書購入」
前田裕二「メモの魔力」(幻冬舎)185頁 →行動計画7「前田書購入」
本田健「一瞬で人生を変えるお金の秘密」(フォレスト出版)204頁
ショーン・スティーブンソン「最高の脳と身体をつくる睡眠の技術」(ダイヤモンド社)215頁
藤井英雄「怒りにとらわれないマインドフルネス」(大和書房)269頁
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思い起こせば、夢中になって本を読み、読書日記を書き始めた時期でした。3年後の今、当時の行動計画の半分以上は生活習慣として継続していますので、先ずは合格点かなと自己満足しています。小さな目標であれば即実行可能であり、達成感を味わいながら生活習慣化できます。
行動計画について、現時点での主な進捗状況を列挙します。
□行動計画3「段を踏んでライフワーク」
→下記方針・フローに準拠し、個別テーマ展開
基本方針 心豊かに「〇〇〇」の道を究む
基本フロー 自然体/平常心+心・技・体+知性/哲学
→自己表現→自己実現→自己超越(=社会貢献)
□行動計画4「ウォーキング継続」→毎日1万歩ウォーキング実践
□行動計画6・7「羽生書/前田書購入」→両書の読書記録作成済(近日中に本ブログで取り上げる予定)
今回は3年前の読書体験以降のフォローアップができました。今後も樺沢先生の著書からの学びを日常の生活習慣として継続していきたいと思っています。