「スポーツ(運動)と脳科学」第46回ー山と森と渓流の素晴らしさー

登山家・今井通子さんの日経私の履歴書の連載が完結しました。今回も自然(山と森)の素晴らしさを伝えて下さいました。冬のアイガー北壁の極限状態を知る女性登山家の言葉は深くて重い。「 」内太字今井通子さんの言葉です。

 

「自然の中で体を動かすと爽快感を味わえ、体力、判断力も身につく。」
私のブログ(プロフィール)に記した、有酸素運動後の爽快感と、効果としては運動は心身の健康管理や脳活性化にもつながります、という内容に似ていて嬉しくなりました。

 

「極上の絵画に出会えるかも。鮮やかな緑、流れゆく霧、ぽっかり浮かぶ月・・・。一期一会の芸術だ。」
本当に、大自然の風景は、最高の芸術品だと思います。

 

「私の好きな言葉は「中庸の徳」。小さいうちは山裾で。成長すると、頂上を目指す。そして成熟した大人が、中腹から上も下も見据える。」
昨日の立山連峰の雪景色はいつもにも増して美しかったです。庭の餌場にはヒヨドリがやってきます。春の到来も間近いのでしょう。

 

「五感を働かせれば自然はいつでも楽しみをくれる、森は多面的機能を持つ(森林浴)」

 

個人的話題ですが、私の初登山は17歳の時、最初からテント持参の白馬三山縦走でした。残雪の白馬大池幕営、ハイマツ帯の登山道では雷鳥が歓迎してくれました。白馬山頂(2,932メートル)は霧でしたが感動しました。山に魅せられ青春を謳歌しました。その時の「青年は荒野を目指す」という気持ちを今でも思い出します。山に誘ってくれた今は亡き友には感謝しかありません。

 

常日頃、「知性」「感性」に加え、雄大大自然と人間の歴史に支えられた「野性」も大事にしたいと思っています。

山と森と渓流が大好きです。山行と源流釣行は全て幕営でしたが、今度、薬師岳の山小屋泊で行ってみたいと思っています。今日から3月遠くに立山・剣・薬師岳の雪景色を望みながら、豊かな自然に囲まれ、毎日1万歩の基礎トレーニングを続けます