自分の「座右の書」は?、と考え、思い浮かんだのは、渋沢栄一著「論語と算盤」。原書は無理なので、現代語訳です。因みに「座右の銘」は、若い頃から一貫して「原点回帰」です。
「座右の書」と言っても少し離れた書庫にあるので、手近で自分の書斎コーナー(炬燵)から手が届く30センチの場所に「座左の書」を並べています。こちらは日常的に何回も手にする本で、経験的には5~15冊程度が良いのですが、今数えたら18冊ありました。やや多過ぎです。
「座右」の書とは異なり、私の「座左」の書は直近のテーマ、つまり今、「自分の脳は何を欲しているか」、「何が面白いか」、「何が楽しいのか」、に対し応えてくれる本です。
書名だと長くなるので、著者名を挙げます。
養老孟司
茂木健一郎
野口悠紀雄
青砥瑞人(以上は各2冊)
樺沢紫苑(以下は各1冊)
有田秀穂
小林弘幸
アンデシュ・ハンセン
ジョンJ.レイティ
森博嗣
細谷功
平井孝志
中島聡
金川顕教
以上、14名の著者の本18冊が「座左の本」です。
自分なりの興味で選んだ本ですが、「脳科学」や「知的生産技術」関連が多くなってます。ブログの主題は「スポーツ(運動)と脳科学」ですが、有識者の著作には、必ずと言っていいほど有酸素運動の話が出て来るので興味深いです。著者の職業は、医師(特に精神科医が多い)・脳科学者・研究者が目立ちます。
今年(2023年)は、120冊を超える本の読書記録を書きました。年末年始は仕事を休むので、年間の読書纏めと師走に選んだ「知的生産技術」の本を読みます。凄く興味を持った本があります。細谷功氏の「地頭力」・「具体と抽象」関連と平井孝志氏の「図で考える習慣」という本です。何か、直感的にはですが、「創造性開発」に繋がるヒントが得られるのではと期待しています。
野口悠紀雄一橋大名誉教授は、著書「超」創造法の中で、「頭を素材で満たして歩く」のが、アイデア創出の最も確実な方法、と記しています。私自身が「スポーツ(運動)と脳科学」というテーマを追いかけるのも、有酸素運動が創作に良い影響を与えると経験的に感じ取っているからかも知れません。立山連峰の雪景色を眺めながら恵まれた自然環境の中で、毎日1万歩の有酸素運動と読書と執筆のリズム感を大事にしている毎日です。