「スポーツ(運動)と脳科学」第48回ー山北産のミカンと経営と文武両道ー

元旦の能登半島地震の際、富山市でも震度5強の揺れがありました。丁度1万歩ウォーキングで外に出て歩き始めた直後でした。慌てて、酔っぱらいのようによろめきながら自宅に戻りました。家族も家具も無事でした。

 

後日、神奈川県に住む友人から宅配で重い箱が届きました。ミカン箱にぎっしり詰まった大きなミカンが整然と詰められていました。地震を心配した友人が見舞いの地元産「山北ミカン」を送ってくれたのです。10キロ以上、60個以上ありました。感謝感激です。友人は山北でミカン園を継いだそうです。大きくて甘いミカンです。山北ミカンと言えば酸っぱくて缶詰用と聞いていたのですが、友人に聞くと、品種改良と2カ月の熟成でこんなに甘くなるそうです。

 

若い頃、神奈川県西部か伊豆半島に住んで、小田原から東京へ新幹線通勤するのも良いなと思ったことがあります。松田とか山北とか東伊豆とかは風光明媚で素晴らしい地域です。好きな渓流釣りや海釣りもできます。山北でミカン園を経営するとは、羨ましい限りです。

 

昭和の高度経済成長期に農業中心社会から多くの労働者が製造業に移り、今は第3次産業、サービス産業人口が増えています。我々の祖先の多くが農業(・林業・漁業)など第1次産業に従事していた時代からは様変わりです。最近、テレビ番組で、例えばIT技術者が「移住」し「就農」するという番組を見ることがあります。第3次産業から第1次産業への回帰です。

 

社会人+アマチュア「競技スポーツ」を楽しむ生活を長く続けてきました。「考えながら走る」のと「走りながら考える」の2通りありますが、本来、「文武両道」というのは「文」と「武」が一体物が良いのかも知れません。第1次産業従事者は、勿論本人次第ではありますが、「文」と「武」が一体です。しかも自らが経営者です。企業経営と農業経営(・林業経営・漁業経営)、共に魅力的です。

 

個人的には晴耕雨読の生活に割と近い、富山の大自然を感じながら、毎日1万歩を軸にした生活リズムで仕事・家庭・趣味を大切に、自分流の「晴雨歩読+晴雨文筆」で行きたいと思います。