全世界で3,000万部、日本でも累計200万部売り上げのベストセラー&ロングセラー、スティーブン・R・コヴィー著「完訳 7つの習慣」(2013/8/30、キングベアー出版)、頁数:520頁、定価:2,200円(税別)は、「人生論」「幸福論」として最高の本です。
個々人は皆、自分の人生の経営者と思っていますが、その基本書として活用しています。休日の豪華ランチ1回分で一生モノの愛読書を手にできます。
「成功には原則があった!」「人格主義の回復」などの副題がつけられています。1回で本全体を読む込むというよりも、個人生活の中で疑問や課題が出た時に何回も何十回も読む本です。どんな質問に対しても、示唆に富んだアドバイス・ヒント・解答を得ることが出来ます。どんな種類の課題にも対応できる幅広さと奥深さを持った本です。
参考
「人格は繰り返し行うことの集大成である。それ故、秀でるためには、一度の行動ではなく習慣が必要である。」-アリストテレス
以下、本書内容の一部紹介です。
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7つの習慣とは
新しいレベルの思考で、原則を中心に据え、人格を土台とし、インサイド・アウト(内から外へ)のアプローチによって、個人の成長、効果的な人間関係を実現しようという思考である。インサイド・アウトとは、一言で言えば、自分自身の内面から始めるという意味である。内面の最も奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始める。
本の構成
[第一部 パラダイムと原則]
[第二部 私的成功]
第1の習慣:主体的であること
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
[第三部 公的成功]
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
[第四部 再新再生(リニューアル)]
第7の習慣:刃を研ぐ
教訓
「自分の最高の望みを達成し、最大の困難を克服したいならば、自分が求める結果を支配している原則や自然の法則を知り、それを適用する。」
人間の本質
「肉体・知性・心情・精神」の四つの側面がある。
偉大な心理学者マズローも、人生を終えるとき、自分自身の「自己実現」欲求よりも、子孫の幸福、達成、貢献を願ったという。彼はそれを「自己超越」と呼んでいた。
「7つの習慣」に含まれている原則の最も大きな力、最も満足感を与えてくれる力は、自分の子や孫たちを思う気持ちから生まれるのである。
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私は2020年6月にこの本を購入したのですが、最初に全体を拾い読みした後、以降は必要が生じた都度、何十回も読み返してきました。今夜も、重要部分の線引きとキーワードで蛍光ペンで浮き彫りにしながら、ブログ記事作成に至りました。
本書を開くたびに、著者の問題意識の高さと思考力・文章力、それに翻訳者のセンスの素晴らしさで成程感に満たされます。
本書は大半の本屋さんの店頭に並んでいると思います。百聞は一見に如かずです。是非、お手に取ってご覧ください。新入学・就職の贈り物としてもお勧めの本です。