運動が健康に良いことは誰もが頭では理解していても、実行は難しいのが現実です。従って、どうしても運動したくなる「人間心理」や「脳の仕組み」を利用した運動を実践する理由付けが必要です。毎日の習慣になればしめたものです。
今回は、有酸素運動を継続的に実践するための動因・誘因について考えてみました。
1.毎日、爽快感・心地良さ・「快」を味わうことを実感する。
人間は「快」を求めて行動するのが必然
血流増加と酸素取り込み
ドーパミン分泌
2.有酸素運動による、神経伝達物質・イリシン・BDNF分泌の効果を意識する。
「心身健康管理」
健康な頭脳が「健康寿命」を長くする
生活習慣病 予防
認知症 予防
精神疾患 防止
「脳活性化」
脳疲労回復と集中力・記憶力向上
創造性(アイデア創出)
哲学の道(思索・瞑想)
3.朝散歩で日光を浴び、リズム運動でセロトニン分泌を促す。
樺沢紫苑著「アウトプット大全」(206頁)
4.散歩の理由付けとなる個人的事情・状況を列挙してみる。 (以下、私個人の事例ですが、自分の手帳に、毎日の歩数・体重・睡眠時間・熟睡度などを記録し、達成感を味わいつつ動機付けとしています。)
1)車を使わずなるべく歩いて外出(歩数計と距離確認)
本屋・図書館
ショッピングセンター・コンビニ・家電量販店・郵便局
2)自然散策
遠くに立山連峰の見事な景観
自然公園や街路樹の開花・新緑・紅葉を楽しむ
近くの池の鯉餌やり、鴨・アオサギ・野鳥見学
3)スポーツ公園にて
1周600メートルの周回コース
散歩コースに組み入れ、インターバル速歩や心拍数計測
スポーツ大会見物や地元中学校部活(野球・サッカー)応援
4)庭仕事(意外と歩数が伸びます)
庭木・植栽・生け垣の手入れや落ち葉集め
5.人間よ自然に帰れ!
「最も動く祖先が生き残った」、狩猟採集時代を思い起こす
アンデシュ・ハンセン著「運動脳」とレイティ博士著「脳を鍛えるには運動しかない!」には、多くの現代人が心や身体を病んでしまう理由は、「脳」と「私たちの環境」の矛盾にある、という指摘
「成功は能力や努力でなく習慣が創る」ということで、以上の有酸素運動理由付けを意識しながら、私自身は毎日1万歩を楽しみながら実践しています。