「スポーツ(運動)と脳科学」第32回-伊藤忠は残業禁止など大胆な働き方改革で成長を遂げたー

日本経済新聞を購読しています。朝刊だけで確か購読料は月4千円です。趣味で「株」をやってるのと、「私の履歴書」や「新刊本」紹介・書評やスポーツ記事も割と多く、全体に「経済」というよりも「人間」に焦点を当てた記事も多く気に入っています。

今朝の「直言」というコーナー、と言っても4千字位ありますが、岡藤正弘・伊藤忠商事会長CEOの記事に注目です。日経記者の方々は兎に角「文章が上手」、理系人間の私でもスラスラ頭に入る記事内容が多いです。

 

伊藤忠商事・岡藤正弘会長は2010年社長、2018年から現職、商社で万年4位の伊藤忠を首位を争うまでに成長させました。社長就任後にトップダウン朝型勤務に切り替え、午後8時以降の勤務を原則禁止にして社員の意識を変えました。

社員がフレックスタイムで午前10時に出社した場合、先ず新聞を読みコーヒーを飲んで10時半になり、昼ご飯に向かい、午後8時に帰宅する。それに対して岡藤氏自身は朝6時に出社し、昼はコンビ二弁当を15分で食べ、午後3時には一旦自宅に帰り、午後5時から会食に向かい午後8時には帰宅する、とても効率が良い働き方です。働き方改革伊藤忠社員の出生率は0.94から1.97に上がったそうです。働き方を見直したことで生産性が上がり、プライベートの時間を確保できるようになったそうです。生産性を高めることを徹底すれば、結果的に社員も幸せになるというシナリオです。

 

そんな趣旨の日経記事を読んで、今の自分の生活リズムを振り返ってみました。6時起床、8時朝食、12時昼食、午前中はYoutube動画と仕事・読書・執筆活動と散策(5千歩)が各1時間位でしょうか。午後はデスクワーク3時間に散策1時間、夕食は18時です。夜は読書・テレビが各1時間で23時に就寝。まずまずの時間配分と「文武両道」作戦だと思っています。毎日1万歩の散策は程良いリズム感とデスクワーク時の集中力を増します

企業研究所勤務の頃は、毎日昼休みのテニスと温シャワーでリズム感と気分転換を図り、成功していました。今は当時のテニスがウォーキンングに変わった感じですが、毎日2~3回有酸素運動ができるので、より効率的に知的生産活動に集中できている感じです。雨や雪で天候が悪くても、毎日のウォーキングは欠かせません。有酸素運動後の「快」の感情と「心身の健康」管理と「脳」活性化は3点セットの御褒美です。

多分、ドーパミンノルアドレナリンセロトニン分泌の動的平衡バランスが良いのだと勝手に思い込んでいます。

 

仕事も学業も趣味も、スポーツも芸術も、面白い・楽しい・良いな!という興味や好奇心が出発点にあって、外的要因でなく内発的動機からのインサイドアウト方式で、有酸素運動と知的生産活動を車の両輪にスパイラルアップすれば、創造的アウトプットの質・量も高まっていくのではと思います。

今日はブログ記事を2編書けたので満足です。伊藤忠商事の大胆な「働き方改革」が多くの国内企業に広がり、日本社会が自由で明るく、自然と共生しながら人間を大事にし、また創造性に富む世の中に変容していくことを期待しています。