「スポーツ(運動)と脳科学」第31回-落合博満は、凄い人間らしいー

楠木建著「経営読書記録裏」編にも落合博満の本が紹介されていた。「経営読書記録表」編に続き4冊目の落合書の紹介で、楠木氏は落合博満の本をすべて絶賛している。そこで、改めてWikipediaで彼のプロ野球生活を振り返ってみたが、確かに現役時代の成績は物凄いし、監督・GM時代の仕事ぶりも目を見張る。

そんな落合博満を、「世界レベルの日本人アスリートの人間力」(第27回本ブログ)の人選から外したことを悔いた。なのでもう少し落合博満を研究してみることにした。

今朝は寝床で、元ヤクルト・古田敦也の司会で、長嶋一茂前田智徳和田一浩が出演するYouTube動画を見ていた。落合の野球に対する飽くなき研究心と日頃の行動を知った。彼らも絶賛する神の領域だ。楠木建の書評でしか落合の本の内容を知らないので、昨日、図書館に落合博満著「決断=実行」という本の貸出申し込みをした。その本を読む前にこのブログ記事を書いている。もう待てない、今、落合博満のことを書きたいのだ!

 

確かに「変わった人物」という評が多い。Wikipediaを読めば、過去には問題も多かった人だとすぐわかる。でもそんな人物があれだけの成績を残してきたということは、寧ろ相当な大物であるに違いない。絶対に落合博満は軸がブレない人間だと更に興味が増してきた。

アスリートの「文武両道」とか、「心技体」とか、「知性/哲学」とかを掘り下げるには、最も適した人間かも知れない。著書「決断=実行」を読むのが楽しみになってきた。先に述べた「世界レベルの日本人アスリートの人間力」には、野球界から王貞治イチロー大谷翔平の3人を挙げた。この人選は間違いない筈だ。でも落合博満の「文武両道」への道とか、「心技体」への心構えとか、落合博満の「知性/哲学」とかを知りたい、と心底思う。

 

楠木建著の「読書日記」関連シリーズを読むのは4冊目になる。この4冊で合計300冊以上の推薦本の書評や解説に接することができる。今後共、楠木建の「創造的アウトプット」作品にも注目していきたい。