4/6から「春の新聞週間」が始まりました。我が家では新聞を2紙購読しています。私は日本経済新聞(月額4千円)、妻は読売新聞(月額3千4百円)です。妻は広く浅く時間をかけて一般紙を読んでいる様です。私は、興味ある記事や特集に絞り込み、深く掘り下げるタイプです。毎日5~10記事をスクラップし、ネット検索や文献調査することもあります。文系人間と理系人間の違いを感じます。二人家族で年間9万円近い新聞購読料ですが、新聞情報の活用次第で倍ぐらいの効果は期待できると感じています。
私が読む日経記事を分類すると、次の様な割合です。
経済・企業・「株」記事 25% 視点「資本主義経済社会」の基礎
社説・論考・特集記事 25% 「様々な人の意見と議論」が大事
政治・社会・一般記事 10% 「世の中の一般常識」
スポ―ツ記事 10% 「趣味テーマ」
書籍案内(広告・書評) 10% 「良書選択」
私の履歴書 10% 「有名人・有識者の人生論」
TV番組表 10% 「NHK番組」に掘り出し物が多い
毎月の日経新聞記事は「本5冊」分の価値があるという感じです。
因みに私個人の情報源は、媒体別に以下の割合です。圧倒的にインタネット情報が多く、特にパソコンは手放せません。スマホは入眠時と起床時に寝床で動画を見ます。
新聞 15% 上記
テレビ 10% NHK番組中心+スポーツ/音楽
雑誌 5% 新聞広告と本屋でパラ見
本 20% 市立図書館利用(月10冊位、内2~3冊は購入)
人の話 10% 家族間の情報・意見交換が主
インターネット 40%
(パソコン35%) ネット検索+記事・文献調査
(スマホ5%) YouTube動画中心
4/6日経記事の中で、山極寿一総合地球環境学会研究所長が、示唆に富んだ内容を述べています。
1.新聞は「世界地図」、見出しに目を通すだけでも、日本や世界の出来事を知ることができる。自分が知ろうとする以外の情報が網羅的に入る良さがある。
2.ニュースは、賛否両論を交えながら徹底的に掘り下げ、読ませる記事を書くことに力を入れるべきではないか。
3.一過性のニュースにはせず、過去に遡って現代を考え、未来を語ってほしい。
4.新聞は、読者の考えを提示する媒体になってはどうか。識者や一般の人も交え、議論する場を紙上につくったらどうか。
5.社会は情報だけでなく、情報から考えやアイデアを紡ぐことで成り立っている。
山極寿一研究所長が指摘する、項目5「情報から考えやアイデアを紡ぐこと」が、新聞に限らず「個々人の情報への向き合い方の本質」があるのではと考えます。
学業における勉強の効果は、頭に「知識を詰め込む」”INPUT”よりも、それを話したり書いたり行動に繋げたり、という”OUTPUT”の方が重要だと言われます。
また 教養とは知識*「考える力」、創造性=知識*考える力*「発想力」 とも言われます。 我々が新聞情報やインターネット情報から得る知識は、それだけで完結させるのではなく、個々人の 「知る」から「感じる・思う・考える」を経て、実際に「行動する」に繋げることが重要だと思います。
自分の感性・思考・価値観・哲学と美意識・センスを大事にして、様々な情報に接したいと思います。「面白い・楽しい・良いな!」=「興味・関心・好奇心」、から何か「ヒント・気付き・閃き・着想・アイデア」を得て、自分なりの「創造的アウトプット」に繋げたいと思います。