「第六感」という言葉は、基本的に、五感を超えるもので、物事の本質を掴む心の働き、のことを指しています。西洋的な概念だそうで、類義語として、インスピレーション、勘、直感、霊感などがあります。 私の場合、若い頃からの「第六感」的?な価値判断基準…
ここ1年、養老孟司・福岡伸一両先生の作品(著作・講演・記事)から、人間(・生命)についての3つの原理を学びました。私にとって極めて重要な「知見(結果)」ですが、それ以上に、自分の学びの中でその結果を得るに至った「プロセス」を大事にしたいと思…
本を読んだり、ネット記事を見たり、テレビやYouTubeを視聴したりする中で、第六感に響いた言葉を、メモ用紙に書き殴ることを習慣にしています。それを暇な時間に「結構真面目に」パソコン(Excel)や研究ノートに整理しておくと結構役に立ちます。 点の情報…
私個人の「行動哲学について」ブログ第37回記事に取り上げましたが、最近の学びの中で、新たな観点の必要性に気付きました。それは理詰め(頭デッカチ)でなく、人間が本来持っている「感性」とか「野性」とかをもっと大事にすべきでは、という点です。 人間…
YouTube動画に、養老孟司先生と福岡伸一教授の対談がある。大谷大学キャンパスツアー/第5回親鸞フォーラム「仏教と生命ーいのちのゆくえー」、10数年前の2011/2/6、92分の動画作品だが、今の時代を見事に予測しているかという内容です。 養老孟司先生の素晴…
3月とはいえ、まだ肌寒い。毎日の1万歩ウォーキングも早朝出発とはいかない。日が照れば早めの時間に出発するが、春雨だと昼前後になる。 でも自然との対話は朝早めに始まる。先ず庭の餌場(樹々の枝)にブドウかミカンをセットする。夜明けから待ちわびたヒ…
手元に2冊の本があります。1冊は世界的に高名な海洋生物学者・レイチェル・カーソン(1907-1964)の本、もう1冊は有名な分子生物学者・福岡伸一教授と阿川佐和子さんの対談本です。何れもテーマは「センス・オブ・ワンダー」=自然に触れて深く感動する力、…
吉岡秀人著「最後の講義完全版 人のために生きることは自分のために生きること」 (2022/12/2、主婦の友社)、頁数:184頁、定価1,450円(税別)という本は、NHK2022/3月放送「最後の講義 𠮷岡秀人」を書籍化したものです。 著者の𠮷岡秀人医師は途上国で…
元旦の能登半島地震の際、富山市でも震度5強の揺れがありました。丁度1万歩ウォーキングで外に出て歩き始めた直後でした。慌てて、酔っぱらいのようによろめきながら自宅に戻りました。家族も家具も無事でした。 後日、神奈川県に住む友人から宅配で重い箱が…
最近、養老孟司著「生きるとはどういうことか」(2023/11/11、筑摩書房)、頁数:255頁、価格:1,600円(税別)、という本を読んだ。 「まえがき」で本書の通底しているテーマは「自然と人間」とでも言うべきであろうか、と述べている。2003年から20年程の間…
登山家・今井通子さんの日経「私の履歴書」の連載が完結しました。今回も自然(山と森)の素晴らしさを伝えて下さいました。冬のアイガー北壁の極限状態を知る女性登山家の言葉は深くて重い。「 」内太字が今井通子さんの言葉です。 「自然の中で体を動かす…
「お金」の本質、「投資関連」の社会・経済の仕組み、そして「投資哲学」についての教養本をご紹介します。投資法や財産形成のハウツー本ではありません。個々人が投資哲学を確立し、「自調・自考+自責・自行」で株式投資の参考書として活用していただけれ…
田内学著「きみのお金は誰のため」(2023/10/31、東洋経済新報社)は、「読者が選んぶビジネス書グランプリ2024」の総合グランプリとリベラルアーツ部門賞のダブル受賞した作品です。企業で働く方や経営者・投資家の方は勿論のこと、家庭の主婦や学生・生徒…
テレビや動画で偶にお見掛けする高名な分子生物学者・福岡伸一先生の本を先週末に初めて読みました。「新版 動的平衡3」(2023/2/6、小学館)という271頁の本を、図書館で借りて読み、最初の10頁(第1章)で魂を奪われました。 「生命は、機械論的な動的平…
2/24韓国釜山で開催された「世界卓球」で日本女子チームは53年ぶり世界一に挑戦したが、決勝で中国と対戦、歴史的激闘の末敗れ惜しくも銀メダルであった。内容的には、大健闘だった。 しかし中国のエース「世界ランク1位」の孫穎莎(スン・インシャ)選手は…
「余白思考」という新しい概念の提案かも知れない。「論理的思考・データ分析だけでは戦えない時代の直感と感性の鍛え方」という帯の表現に惹かれ新刊書を読んでみた。 山崎晴太郎著「余白思考」(2024/1/9、日経BP)、頁数:272頁、価格:1,600円(税別)…
今月は、毎日早起きするのが楽しみだ。持株の株価が好転しているのと、もう一つは日本経済新聞の女性登山家・今井通子医師の「私の履歴書」を読めるからだ。このブログを開設する前に、自分もいつか「私の履歴書」を書いてみたいと思っていた。原稿の文字数…
前回ブログの続編です。企業経営の究極の目的を「長期利益」の最大化と考えた場合でも、それは企業+社会全体の「価値創造」を長期的に継続することになるので、長期利益と価値創造と社会貢献は一体かも知れないですね。 企業経営の「価値創造民主化」という…
「投資哲学」という言葉があるとすれば、「自調自考+自責自行」がそれだ。負けている時に誰か(他人)のせいにしたくなるのは人情だけれど、「株」の世界は自分で調べ、考え、「最終的に意思決定するのは自分」だから、自己責任で決断・実行する。愚痴やボ…
学問として「哲学」を正規に学んだことはないのですが、哲学っぽい本を読んだり、哲学的考え方をするのは割と好きです。また頭で考えていることを「言語化」したり「文章化」したりすることは習慣にもなっています。 正式に「哲学」を学んでいないので、仕事…
本ブロブ第31回「落合博満は凄い人間らしい」に続く「落合博満」論です。第27回「文武両道 世界レベルの日本人アスリートの人間力」の続編でもあります。 落合博満氏の話題を取り上げるのは、楠木建著「経営読書日記」の「表」編と「裏」編で、楠木氏が落合…
前回のブログで、『「株」投資家を含め、個人は皆、自分の人生の経営者だ。』と書きました、その続きを書いてみたいと思います。「個人は皆、自分の人生の経営者だ。」という趣旨の発言は、幾つかの場面で見聞きしたことがあります。私自身も趣味の掲示板な…
「株」の道は、「結果」を追い求めるのではなく、「プロセス(過程)」を充実させることが大事だ。つまり、自らの「銘柄選択力」と「売買技術」を高めることが先で、「株価」や「株主利益」は後付け、結果(だけ)を追いかけてはいけない。こんな簡単なこと…
スティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」は全世界で販売部数3,000万部を記録し、20世紀に最も影響を与えたビジネス書1位に輝く名著です。今回、本棚に並ぶ「7つの習慣」を読み返し、株式投資への応用を考えてみました。 本書の冒頭に、ケネディ大統領が説…
日本経済新聞を購読しています。朝刊だけで確か購読料は月4千円です。趣味で「株」をやってるのと、「私の履歴書」や「新刊本」紹介・書評やスポーツ記事も割と多く、全体に「経済」というよりも「人間」に焦点を当てた記事も多く気に入っています。 今朝の…
楠木建著「経営読書記録裏」編にも落合博満の本が紹介されていた。「経営読書記録表」編に続き4冊目の落合書の紹介で、楠木氏は落合博満の本をすべて絶賛している。そこで、改めてWikipediaで彼のプロ野球生活を振り返ってみたが、確かに現役時代の成績は物…
私の好きな本ベスト5の一つに、出口治明著「出口版学問のすすめ」という本があります。筆者が5人の「学びの達人」との対談を通して「学び」の楽しさと重要性について語った本です。出口治明さんは2008年にライフネット生命を起業し、2018年から2023年迄AP…
昨年から読書量が増え(月10冊ペース)、同時に読書日記を書くようになりました。一橋大楠木建特任教授の作品「戦略読書日記」という本を読んだことがきっかけです。この本を読んで、「こんなに面白い文章が書けるんだ」、「こんなに素晴らしい感動が得られ…
3日のアジア杯準々決勝で、日本は1-2でイランに敗れた。追加タイムにPKで惜敗のように見えるが、試合内容的には完敗だった。森保一監督の采配云々の声もあるが・・・、それよりも先ず、何人かの選手から鋭い問題提起があったことを評価したい。 唯一の得点を…
スポーツ界で、世界レベルで活躍した、または活躍中の日本人アスリートは誰でしょうか?今回は4つの競技から選んだ12選手の人間力についての話題です。以下、選手の敬称は略させていただきます。 野球・・・王貞治、イチロー、大谷翔平 サッカー・・・中田英…